高市早苗首相は9日の衆院予算委員会で、「おこめ券」の活用を提唱する鈴木憲和農相について指摘した。物価高対策として鈴木農相は、「重点支援地方交付金」から「おこめ券」配布を提案。高市首相は自治体の活用方法を尊重し、おこめ券が一部の方法として挙げられると語った。山岡達丸議員は、おこめ券の印刷や郵送コストが余計にかかり、食料品全体の高騰に対応する必要があるのに偏りがあるとの疑念を示した。

鈴木農相は、コメだけにこだわっていないと反論。電子クーポンや地域ポイントも選択肢に含め、実施を進める意向を述べた。山岡氏は、一貫しておこめ券に固執している姿勢を指摘し、首相の指摘に同調しながら農相の対応に疑問を呈した。

この問題は、食料品価格の高騰に対する政府の対策に不明瞭さと偏重があることを映し出している。まず、おこめ券の配布にこだわる姿勢は、印刷や郵送コストの面での無駄の指摘に対して十分に説明されていない。これは制度の柔軟性を欠き、広範に及ぶ食料高騰に対応しきれていない現状の異常性を示している。次に、食料品全体の価格問題を軽視し、特定の商品にのみ偏重する政策は、対応の不十分さと背景の調査不足を物語る。解決策としては、まず直接価格の強制調整や、主要栄養品の現物給付の拡充。次に、地域と協力した食品価格モニタリングの強化。

さらに、国民に対する明確な情報提供とフィードバック制度の導入が必要だ。これらの改革なしでは、国民の負担増大への適切な対応には程遠い。「おこめ券」一つに重きを置くのではなく、広い視野で問題を捉えるべきだ。この顕著なる偏りは、政策立案の公平性と効率性が欠けていることを明示している。

ネットからのコメント

1、それこそ農林水産子供大臣ですね。おそらくＪＡの働きで国民の為では無くてＪＡの為に高いお米を買わすお米券を゙配付するつもりで余りにも幼稚過ぎるのです。石破さんがお米増産に舵を切り農家に助成金を出した方がよほどお金のかからない政策を無駄にしてしまいました。よっぽどスキルの足りない子供でも考えれる政策なんです。ＪＡとの癒着を゙徹底して調査して頂きたいです。高市内閣も不祥事議員だらけになりました。任命責任を問うべきです。

2、民意からしても、即刻辞めるべき制限付きギフト券なんてありえない、強制的にコメ変えと言わんばかりの大臣であるこの人の自論いくら唱えても、これに税金使ってお米券配布は、生活者とかけ離れた感じであり、即刻辞めるべき大臣は、この政策しかないのかね、こだわりには違和感ばかりである

3、開成高校から東大行って官僚になってからの政治家。一般庶民を見下してる感じが凄いね。利益誘導なんだけど、自分の手はできるだけ汚さない。日本の政治家を表してますね。将来のことも国民のことも後回し。

4、前にも書いたけどさ、JAが価格を釣り上げた米を国民に強制的に買わせるのは反対。ましてや「お米券」にする費用まで上乗せして買わせるなんて絶対におかしい。元は国民から搾り取った税金でしょ。少しぐらいまともな税金の使い方を考えるべき。