11月9日、衆議院予算委員会での補正予算に関する質疑で、鈴木憲和農水大臣の「おこめ券」についての姿勢が批判を浴びています。立憲民主党の山岡達丸議員は、おこめ券が特定業界に利益を誘導していると追及。同日に鈴木大臣は記者会見で、JAグループへの利益誘導疑惑を否定し、おこめ券がコメ価格に影響を与える意図がないと明言しました。しかし、この発言に対するネット上の反応は「物価高対策を全く考えていない」と否定的な意見が多数を占めています。
おこめ券の経費率や使用期限の設定により、コメ価格の維持に繋がるとの批判も浮上しています。

鈴木農水大臣によるおこめ券政策は、一見して国産米の消費促進を意図しているように見えるが、実際には経費面で効率的でない側面があり、特定業界への利益供与との疑念が否定できない。背景には、農業政策全体が市場の需給調整を怠っているという制度的な欠陥が潜んでいる。まず、消費者が負担を軽減しながら新しい購買方法やクーポン制度の導入を検討することが必要だ。また、価格維持のための直接的な補助金ではなく、生産者と消費者の間に透明な取引を促進する枠組みを設けるべきである。さらに、資金を効率よく活用するために、デジタル技術を駆使したデータ分析を活用し、市場ニーズを的確に反映した政策形成を図るのも一つの手段だ。これらの措置を導入することで、物価高を抑えつつ、消費者と生産者がともに恩恵を受けられる持続可能な農業政策が実現できるだろう。
困難を克服し、公平で透明な制度を築くことが求められる。
ネットからのコメント
1、全ての公務試験で必須の経済学では政府が関与すると市場価格がどう動くと言う問題は基本中の基本。発言や行動がどう影響するのか、わかってないわけがない。それなのに来年の米相場や来年以降の米政策がどう悪影響を及ぼすか、まだわかってないと言うのはどういうことなのか?上の言う言葉を代弁してるだけなのか? お米券に使われる4千億円とも言われる予算は農業政策、農家に充てるべきだと思います。
2、「私がJAグループに何か利益誘導するということは全くありません」と発言しても、推奨事業メニューには「プレミアム商品券」等もあるという事ですが、それでも農水大臣が「おこめ券」を推奨する理由が分からないです。「コメの値段に影響を与えたいということは一切ない」という事も、まだ「おこめ券」の配布はされていないので、実際にお米の値段に影響があったかどうか分からない状態です。しかし、「おこめ券」を使用期限付きで配布する事で、年明けから予想されているお米の値下げや高値で売れ残っているお米の値下がりは期待できなくなると想像できます。
まだお米の値段に影響があるかどうかの判断は分からなくても、大臣は国民の不安を煽っている状態では…とは思います。
3、昨日もイオンで売られてた備蓄米を買ったが、その隣で新米とは言え3倍近い値段で売られてるのを見るにつけ、ただでさえ不評でいつ配られるのか或いは配られないのかのも分からないおこめ券に固執してるこの大臣のダメさ加減が実感され、退任した後も続く前任者の施策を一層ありがたく思う。
4、使途が限定されていて且つ期限付きなんて誰がどう見ても特定団体への利益誘導である。使途が広いプレミアム商品券や上下水道代の補填などをした自治体長は評価されて然るべき。逆にお米券を配布した自治体長は「裏で繋がっている」と思われても仕方ない。もっと効率的に国民に還元できるのにそれをしないのはそういうことだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a3aab6800582c0684ea0e62b8947e29c706bced6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]