防衛省統合幕僚監部によると、11月9日、中国とロシアの軍事力誇示として両国の爆撃機が日本周辺を共同飛行した。中国のH6爆撃機2機とロシアのTu95爆撃機2機が東シナ海で合流し、宮古海峡上空を通過し太平洋上空を飛行、四国沖南方まで進出して帰還した。これは、昨年11月に続く9回目の中露の共同飛行であり、軍事的圧力の一環と見られている。
航空自衛隊も戦闘機を緊急発進させたが、領空侵犯はなかった。また、中国の空母「遼寧」が日本周辺海域を航行し、空母と爆撃機が同時に展開するのは初めてだった。

中国とロシアによる日本周辺の共同飛行は、現状ではその異常性が際立っています。これは単なる軍事演習ではなく、地域の緊張を意図的に高める行為として批判されるべきです。制度的な枠組みが欠如しているため、我が国の防衛態勢は迅速に対応せざるを得ない状況に追い込まれています。その根本的な問題は、国際的な対話の欠如と、国際社会による有効な制裁手段が限られていることです。具体的な解決策として、まず地域安全保障に関する多国間対話を強化し、信頼醸成措置を導入することが急務です。次に、自衛隊の監視体制をさらに強化し、領空・領海の防衛を強固にするべきです。
最後に、国際社会での連携を強化し、不安定要因に対する集団的な抑止力を構築することが求められます。今後の選択は、日本が安全保障における自己防衛を優先するか、国際協力を推進し世界平和に寄与するかに大きく関わってきます。この異常な事態は、選択肢を突きつけていると言えます。
ネットからのコメント
1、これで中露と仲良くやれという方が無理あるだろ。そろそろ日本も核についてもう一度議論する時が来てるんではないかな?兵器は使うためではなく抑止力になる。時には脅しにもなる。常任理事国が平和を脅かす時代ですよ。これでも対話が大事だという人も多いかもしれないが話しが通用しない相手にどう対話しろと?自分達の国は自分達で守ろうよ。他国の意見がどうあれ、自国を守るために議論しなければならないよ。
2、これが事実であれば日本にとっては相当の脅威になる。中露はNATO(北大西洋)の存在を意識して南シナ要は日本の南に位置するシーレーン及び領土の占有を狙ってきていると考えられる。地政学的にいえば日本はその戦略的位置関係が一番ポイントになっている場所である事は既に明白である。
プーチンも習近平及び子分の金正恩達は相当微妙な思想の輩達である。ゆえにここは米国はじめ関係友好国とは十分な情報交換と有事の際の対策を考えておくべきだと思います。
3、連日しきりに騒ぎ立てているのは、スパイ防止法を成立させないための時間稼ぎ、妨害工作の様な気がします。スパイ防止法が成立してしまうとスパイの暗躍による台湾有事への日本の関与の遮断や、日本を武力的侵略無しで自国支配下に収める事が困難になるからです。スパイ防止法の制定が何より重要だと思います。
4、日本は宣伝活動が足りないように思います。高市総理が一言言っただけで、中国はあらゆる脅しを仕掛けてくるわけですから、日本は世界中に中国の脅し外交を喧伝し、中国に対するイメージを悪化させていく必要があります。日頃から中国に脅されるASEAN諸国とも連携し、中国を孤立化させる動きが必要です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/34b6eeb7cbf0d70657be58be00b6f0eded28bc56,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]