音楽バンド「グランギニョル」が12日までに、ひめゆり平和祈念資料館が所蔵する学徒の写真を加工しライブ宣伝に使用したことがSNSで批判を受けた。写真は1943年の県立第一高等女学校卒業記念写真とされ、元館長本村つるさんなど沖縄戦で亡くなった女子学徒が写っている。ライブは「ひめゆり学徒隊」のタイトルで予定されていたが、批判を受け12日の公演を中止した。
公式は謝罪せず、多数意見を受け止めたと説明した。資料館の普天間朝佳館長は「生きたくても生きられなかった友達を伝える写真が加工されてショックで不快」と述べた。

この事件は歴史的な敬意と倫理が軽視された結果、社会から厳しい批判を受けたものである。まず、ひめゆり学徒隊の写真を無断で宣伝に使用したバンドの行為は、犠牲者とその歴史的背景に対する配慮が欠けている。このような行動は倫理的に問題があり、社会的な認識不足が浮き彫りになった。現在、多くの人々が歴史的背景を理解し尊重することを求めているが、その期待を裏切る形となっている。まず、今後このような誤りを避けるためには、1つ目として歴史的資料の使用に際し、適切な許可を得る制度の導入が必要だ。2つ目は、教育機関での歴史教育の充実化が求められ、3つ目として、社会全体での倫理教育の強化が不可欠である。
これらを実行することで、歴史的敬意を払いながら社会の発展を図ることが可能になる。価値観の対比により、歴史と倫理がどれほど重要かを再認識する機会となったのである。
ネットからのコメント
1、どんなテーマでやっても仲間内だけで楽しんで頂いてる分には結構ですが、Xで全世界に向けて発信すれば見たくない人の目にも止まってしまいます。ひめゆり学徒隊は沖縄にとって悼むべき存在であって、それをネタにするようなことをされれば強い反発を受けるのは必至。それを沖縄県内でやる以上はかなり慎重な立ち回りが必要だったと思います。
2、>「生きたくても生きることができなかった友達の無念さを伝えてきた元学徒は、友達がこのように加工されているのを見て悲しみと憤りを覚えると思う。私もショックで不快だ」この言葉が全てですね。批判の有無以前に何でこんな発想が生まれたんだか…
3、最近こういうの多い。6/23沖縄県平和祈念公園でライブを行おうとしたバンドも、「沖縄の人がいたから私たちがいる」や「沖縄戦をこれから勉強します」って。知らないのに6/23に平和祈念公園でライブやるのかい。
「これから勉強します」ってどこかの議員さんも「これから基地問題について勉強します」と一緒だな
4、悲しみや痛みを表現する、社会規範やルールを無視して美や思想などを主張し表現するというのは何百年も前から芸術としてありますが、それは自分の精神的な内面の世界や自身と社会を対比し、葛藤や苦悩を表現するもので決して実在した人物や歴史を冒涜したり攻撃したりするものではないと思っています。この記事の件はそれらの表現する手段の表層を齧って、意味を全く理解せずファッショとしてやっているだけの、そこにメッセージ性や訴えたいもの、表現したものは何もないと感じています。アーティストとは何か?自分たちが表現を通して訴えたものはなんなのか?というものをしっかりと考えて活動することがこのバンドには必要なのではないかと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/06a2775a46104445ce88961318ca5f59c9d90822,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]