日本の農業は効率が悪いとされる小規模農家が多い中、アリババ創業者ジャック・マー氏は日本の農業に注目している。彼は2023年から東京大学の東京カレッジで教授職に就き、日本の農業が与えた肥料に対して高い収穫効率を持つと世界に広めるべきだと述べている。多くの国を訪れる中、食糧難の危機感を感じ、サステナブルな農業スタイルが必要だと考えている。
マー氏は、輸出入の低減や自給率を上げる方向性が重要であると強調し、日本の小規模農業の生産性を再評価している。

ジャック・マー氏が評価する日本の農業には、来るべき食糧危機への対応策が潜んでいるかもしれません。しかし、日本の農業が抱える制度の欠陥や挑戦すべき問題も明確に認識しなければなりません。まず、地方の農業疲弊を食い止めるために、小規模農家に対する政策支援を強化する必要があります。次に、フードロスの削減に向けた具体的な施策を講じることが求められます。そして、日本の農業技術を輸出しつつ、海外市場での競争力を強化する戦略も必要です。現状のような大量生産・大量消費のモデルは限界に達しており、倫理的な観点で新しい農業の可能性を開拓する時期が来ています。今こそ、持続可能な農業を実現するために、日本の農業の強みを最大限に生かすべきです。
それは、地球と人類の未来に貢献する道でもあるのです。
ネットからのコメント
1、日本人のきめ細やかな栽培法が効率が良いという事ですね。大規模は確かに大雑把で何年もやると結果的に土地が荒廃して、より多くの肥料か必要になり、持続可能とは言えないですからね。日本型の里山、地産地消の文化こそが人類の食糧危機を救う事が出来るものだと思います。大企業などによる、フードテックやスマート農業はあっても良いとは思いますが、そこに依存すると。やはり新たな利権と格差を生み出すものだと思います。
2、農業に世界標準はない。風土に根差したものがあり、この中で工夫していくもの。だから、他の国がどうとか比べるものではないと思う。日本という国の、各地域の地形、土壌、気候に会うものを作って食べるのが基本。海外は~とか言っても、前提条件がみんな違う。それも人間が変えることのできないものが多いと思う。逆に言えば、日本の農業がどんなに素晴らしくても世界に教えても、日本農業の良さを取り入れながら、最後はその国の風土にあった形に収斂していく。ただ、最近の日本の農業のやり方が悪いという風潮には違和感を感じていたし、何でも海外を良しとする考え方もどうかと思う。
3、日本の農業が駄目だと言われているのは、大規模化による低価格化と、その結果としての圧倒的な競争力に敵わないということで、別に、以前から日本の農業が劣っているといった議論がされていたわけではない。例えが適切かわからないが、第二次大戦では、ドイツ軍は、指揮官、兵士の質、部隊運用、兵器の性能といった点で、連合軍に対し、多くのアドバンテージがあった。しかし、最終的には、標準化と効率化、そして、その結果としての数の力に、文字通り押し潰された。それと同じことだ。大量生産体制に抗しようとするなら、それに対するアンチテーゼを提案し、違う価値観を掲げて戦わなければならない。今でも、日本米は、安全安心な高品質米をキャッチフレーズに、アジアの高収入層を相手に、売上げを伸ばしているが、これを今後も続けていけるのか。地球温暖化等に伴う食料供給の不確実性という点も含めて、慎重に見ていかないといけないだろうね。
4、世界人口は2050年に97億人に達すると言われている。食糧需要は現在の50%増加するので食糧増産は必須です。ところが農業はメタンガスなどの温室効果ガスを発生します。
稲作も例外ではありません。日本では農水省がみどりの食料システム戦略で農業のカーボンニュートラルを目指していますが、知名度が低い。もっと予算をとって日本の農業技術を発展させるべきです。それができる人材がいるうちに。でないと外資にやられますよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6f342ddd56d0faaf92050fd74830a730edc81cb5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]