事件概要：2025年7月30日、横浜BUNTAIで行われたWBC・WBA世界フライ級王座統一タイトルマッチで、統一王者・寺地拳四朗（33歳）がリカルド・サンドバル（26歳、アメリカ）に判定1-2で敗れ、王座を失いました。試合は接戦で、寺地は5回にダウンを奪うなどリードを見せましたが、サンドバルの粘り強い反撃により、終盤でペースを奪われました。

ジャッジの採点は1人が寺地を支持（114-113）、2人がサンドバルを支持（110-117、112-115）しました。寺地は試合後、涙を浮かべ、ファンに謝罪しました。

コメント：寺地拳四朗選手の今回の敗北は、ボクシングの厳しさと予測不可能性を改めて感じさせる試合でした。試合展開としては、彼がダウンを奪う瞬間、サンドバルの反撃を打破しきれなかった点が重要でした。サンドバルは予想以上の粘りを見せ、圧倒的な打撃力で試合の流れを引き寄せました。しかし、試合内容を通して見えるのは、戦術面や準備が十分に機能しなかった部分があったのかもしれません。今後、寺地選手には改善の余地があります。強い選手として知られているからこそ、次の挑戦に向けて新たな戦略と心構えを整えるべきでしょう。

ボクシングにおいては、挑戦者の強い意志と勇気に敬意を表すべきです。

次に向けて、寺地選手がどのような方法で立ち直り、強くなっていくのかに注目していきたいと思います。

ネットからのコメント

1、正直サンドバル強い挑戦者であったことは間違いない。拳四朗選手は、激戦続きや年齢もあるのだろうが反射神経やら色々衰えがあるのではないかと思う。拳四朗選手の時間には限りがあるから、次々ビッグマッチをしたいというのは理解できる。ただ試合前から次の試合を見据えたような発言が多かったし、やはり1試合終わるまで次の発言は迂闊にするべきじゃないのだろうなと感じる。

2、戦前から一部でサンドバルはオラスクアガより評価高かったけど間違いではなかったんだな階級上げてからの拳四朗は限界も見えつつある試合が続いてたしリターンマッチだとしても厳しそう

3、やはり井上尚弥にしても拳四郎にしても、30歳にさしかかった辺りから、少し打たれる場面が出てきた感がある。やはり反射神経や動体視力の衰えも影響しているのだろう。特にボクシングは如実に現れる格闘技。本人にまだ闘う意思があるのなら、また再起して頑張って欲しい。

4、やはり拳四朗選手はフライにあげて今までのような無敵感は無くなりましたね。

激闘してスタミナ勝負に持ち込まないとフライ級では厳しいのかもしれません。ただ今回の遠い距離でずっと戦い続けるタイプの選手はカニサレスしかり矢吹しかり拳四朗の苦手なタイプのボクサーに見えるので相性もあるのでしょう。後半は左ジャブを殆ど出さなくなっていたのが気になったのですが、普段から左肘にはテーピングが巻かれてますしなにか故障を抱えているのかもしれません。いかんせんいい試合でした。新チャンピオンに輝いたリカルドサンドバル最後まで意地を見せた拳四朗選手、共に素晴らしい試合をありがとうございました！