石破茂首相は7月28日の党両院議員懇談会で、参議院選挙において与党が過半数割れという大敗を喫したことを謝罪したうえで、「政治空白を生まない」ことを理由に、首相として続投する意欲を表明した。これに対し、経済学者の竹中平蔵氏は7月30日に自身のYouTubeチャンネルで、「政治空白を作らないという論理は成り立っていない」と強く批判。
「責任の所在が不明確なままでは自民党の信頼はさらに失墜する」との見解を示した。
「政治空白を避けるため」という理由で、選挙における重大な敗北の責任を曖昧にしたまま続投を表明する姿勢は、あまりに安易で国民を侮っている。選挙とは民意の最も直接的な表出であり、そこで示された「不信」に対して、まず誠実に向き合うべきだ。制度的には選挙敗北=即退陣ではないが、ガバナンスと責任の概念を曖昧にして政治の継続性だけを盾にすれば、政党政治そのものの信頼性を損なう。
そもそも問題は、自民党内部で「失敗に対する説明責任と刷新の仕組み」が機能していないことにある。責任逃れを可能にする慣例政治、透明性の欠如、そして党内民主主義の形骸化。この3点が構造的欠陥だ。
対策としては、①選挙敗北時の明確な責任ルールの制定、②党首信任に対する定期的な再評価制度の導入、③党内での開かれた議論と監査機関の強化が不可欠だ。
民意を無視して続投する姿勢と、「政治空白を恐れるがゆえに責任を曖昧にする政治」──この二者の対比は、まさに政治の劣化の象徴である。改革なき継続は、政治不信の再生産に他ならない。
ネットからのコメント
1、竹中平蔵は今の停滞した日本を作った元凶。株価が上がった事で景気が良くなったというけど株主配当を増やし儲けさせて、国民の賃金は上がらず増税を繰り返し国民には景気が良くなったという実感は無かった。今でも国民を馬鹿にしたような発言を繰り返してる。竹中平蔵は最も信用してはいけない人間の1人。
2、あなたが推進した「郵政民営化」も結局は日本社会にとってプラスにはなっていませんよね。評論家になって好きな事を言ってらっしゃるが、説得力がありませんよ。当時は、小泉改革とか構造改革とか言われたが、長い目で見て結果を吟味しなければならないのが政治というもの。もう静かにされて、経済活動に勤しまれた方が良いと思います。
3、竹中平蔵氏の入管法改悪への関与について。竹中氏は、政府の諮問機関の中枢に位置し、入管法改悪を推進することで、 自身が会長を務めるパソナのビジネスチャンスを拡大していると指摘されています。
2018年の入管法改悪において、安倍政権が成立を急いだ背景には、竹中氏の意向があった可能性が指摘されています。実際に竹中氏が会長を務めるパソナグループは、外国人家事支援人材の受け入れ事業を請け負い、家事代行サービスを開始しています。これらの情報から、竹中平蔵氏は入管法改悪に深く関与し、その政策を通じて自身が関わる企業に利益をもたらしているとの指摘があることが分かります。
4、維新は進次郎を担ぎたくてたまらないみたいだね。表面だけ代わっても石破と進次郎は同じ。親中で増税主義。せっかく宙吊り国会ぎ竹中が顧問の維新のせいでまだまだ増税+親中自民党政権が続くだけ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/77e65e22bdb55e490193cbed882af6734dfdbafa,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]