政府は、海外旅行や出張による負担を軽減するため、旅券法の改正を目指し、パスポートの発行手数料を改定する方針です。18歳以上の成人は10年用パスポートに統一し、手数料を約9000円に引き下げることを計画しています。現在の手数料は5年用で1万900円、10年用で1万5900円であるため、これに比べ大幅な引き下げとなります。18歳未満の場合は、5年用4500円に、現在12歳未満5900円、12歳以上1万900円だった手数料が引き下げられます。
通常国会で旅券法改正案を提出し、2024年7月からの施行を目指します。さらに、観光公害対策として、国際観光旅客税の引き上げを行い、外国人向けビザ手数料も大幅に引き上げます。

この判断は、単なる経済的な措置にとどまらず、広範な影響を持つ政策の転換を示しています。まず、旅券手数料の引き下げは日本人の国際交流を促進する意図がある一方、出国税やビザの手数料が引き上げられることで、外国からの訪日観光という重要な産業に影響を与える可能性があります。特に、ビザ手数料の大幅な引き上げは海外からの観光客減少につながり、結果として観光業界にとって逆風となりかねません。税収増を狙う政府の姿勢は理解できますが、その影響範囲については慎重な検討が必要です。具体的な対策として、観光産業に対する適切な支援策、ビザ取得プロセスの透明性向上、そして国際観光旅客税の使途を明確に示すことが求められるでしょう。
こうした視点を持ちつつ、バランスの取れた政策を追求することが、真の持続可能な国際交流の実現につながるのです。
ネットからのコメント
1、それよりも訪日外国人への入国税を導入して出国税は日本国籍のみ現行の1000円でいいと思います。パスポートなんて何度も取得するものではないし近場のアジア3回行くだけでパスポート料金と同等の金額を払うのは解せません。これでは若者の海外旅行はますます減退するでしょう。
2、観光庁主導で『もっと海外へ』のキャンペーンがずっと前から実施されている。特に若年層の渡航熱が大幅に落ち込んでいる昨今、出国税の増税なんてやっていたら、ますます海外渡航への意欲が削がれるのは必至。オーバーツーリズム対策としての増税とあるが、そもそも日本人が日本に住んでいるのに、何でオーバーツーリズム対策の税金を、外国人入国者と同じ金額を支払う必要があるんだ?本当に何を考えているのか全く理解できない
3、仕組みを理解出来てないのだが、外国の方だけ出国税をプラスαで課す事は出来ないのかな? パスポートの値段が下がるのは良い事だと思うが、出国税が日本人も釣られて上がるのは抑えてほしい。
4、出国税3000円は結構ダメージ大きい人多いと思うよ…。韓国・台湾への3万円代の格安ツアーとかでも3000円だからね…。パスポートには履歴残ってるのだから、還付機でも設置して日本人には還付するとかやってほしいね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4d5691c7b1fb8b5f31cdc0b73e22028d7d976a33,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]