経団連会長ら日本の経済代表団が2024年1月の北京訪問を計画しているが、中国側はその受け入れに対して明確な回答を示していない。両国の政治的対立が急速に深まる「政冷経冷」の状況が、経済交流にも影響を与える可能性がある。特に日中関係は、高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を契機として冷え込んでいることが主な原因とされる。経団連会長の筒井義信氏は、これまで政治的な困難を乗り越えて日中経済関係維持を続けてきた実績を強調するが、訪中には延期や中止の懸念が付きまとっている。

中国は日本に対する外交上の要請を再三求めており、訪問の実現には不透明な部分が多く、日中間の経済交流の未来を占う重要な分岐点となっている。

この状況は、国際関係と経済政策の不安定な融合が招く問題であり、日本と中国の関係が政治的な緊張によって揺らぐ様相を呈している。それにより、経済的な協力や交流が危機に直面している。一国の政治的行動が、広範囲な経済的影響をもたらす例として、これに対する警戒と批判が必要だ。まずは両国が率直な対話を通じて政治的緊張を管理し、経済的利益を優先的に考慮することが求められる。また、日本政府は、レアアースや輸出規制に対する中国の報復を避けるために、資源の多様化と中国依存からの戦略的脱却を急ぐべきである。それには、新興国との連携強化が欠かせず、この進展が遅れている状況も改善すべきだ。

さらに、国際社会や第三国との関係を強化し、外交的な支援を求める姿勢を明確にする必要がある。日中が互いに政治的な対立を経済関係に持ち込むことは、持続可能な発展にとって障害であり、価値ある協力を再構築するための直ちに行動が求められる。

ネットからのコメント

1、こう言う国ってわかってるし、漁業はえらい目にあったから方向転換したのに、経団連のご年配方はいまだに理解していない。国内と、他の国にも分散していけばいいだけやのに。いまだに考えが変えれないし、リスクを感じないなら経団連の必要性って？てなる。どんな時もリスクがある。それが最小限で済むようにリスク回避の考えができないならいらんような気する。

2、経団連は頻繁に中国に行ってるけど一体何をしてるのやら。本当に日本のためにならない組織。これだけ日本が嫌がらせされてる国とまだまだ仕事したいとは正気ではありません。中国の接待や色々なお土産の喜びがクセになってしまい、国益を損ねていることすらわからなくなっています。

3、経団連の考え方は、一般市民との考え方とは懸け離れているのがよく分かる。

そりゃ経営者としては市場を失いたくないしね。雇用を護るためにも動くのは理解するよ、でも今行ったところでけんもほろろに対応されるだけなのは分かっているでしょ、このような時には行かないで、他国にリスクヘッジした方が良いと思いますが。

4、経団連もいつまで中国詣でを続けたら気が済むのか? 昨今の高市内閣への徹底した批判や嫌がらせに加えて、例のアストラス製薬の社員拘束の件も中国当局が減刑を餌に自白を強要した経緯は既に明白で、最初から冤罪の可能性が高い。今後更なる在中日本人及び家族を取り巻く環境は不安なものとなるだろう。 こんな物騒な国にこれ以上熱を上げずに、経団連もそろそろインド市場への本格的な切り替えや更に有望な新規市場の開拓に活動を費やすべきではないか。