事件概要：

神奈川県に住む会社員のマイコさんは、独身者向けのマッチングアプリで知り合った男性に独身と偽られ交際し、既婚であることが発覚した後、男性に対して損害賠償訴訟を起こしました。東京地裁は男性に約151万円の賠償を命じ、マイコさんの貞操権侵害を認定しました。事件は2年半前に始まり、交際4カ月後に男性の既婚が判明。マイコさんは請求額を約780万円に変更しましたが、判決は151万円で決定しました。

社会には独身偽装の被害者が多く、刑事罰を問うことができない現状があります。

コメント：

この事件は、社会の根本的な倫理問題を浮き彫りにしています。人々が他人を欺き、個人の貞操権を侵害する行為が許容される環境は非常に危険です。独身偽装は単なる嘘ではなく、対象者の心理的、そして財政的な損害を引き起こす重大な不法行為です。本質的な問題は、法制度がこういった行為に対して十分な抑止力を提供できていないことにあります。被害者保護のために、刑事罰の導入、マッチングアプリの監督強化、教育による倫理観の強化が必要です。こうした社会的変革のない限り、個人の信頼と安全は奪われ続けるでしょう。独身偽装は個人の自由を侵害する悪質な行為であり、迅速な対策を講じるべきです。法と価値観が進化することを期待しつつ、我々は生きる社会の安全を再考し、より良い未来を築く必要があります。

ネットからのコメント

1、昔は保険証とかで既婚が発覚したりしたんですけどね今は全てが個人的になっていて特にスマホがあれば浮気も不倫も何でも出来てしまうので知り合って間もない場合は本人の言うことだけを真に受けない方がいいかもしれない特に女性は心も体も傷付くことになるので慎重になって欲しい

2、自分の人生に関わる大事な結婚相手を選ぶためには、お金がかかっても、しっかり身元がわかる証明書類提出を求める結婚相談所に入会する事ですね。独身擬装は立派な犯罪、150万円の慰謝料は安すぎます。犯罪抑止のためにも最低金額300万円以上に法改正してほしいです。

3、ないことはないのかもしれないけど、既婚女性が独身と偽りながら不倫をしていたという話はあまり聞きませんよね。けれど男性の場合は度々聞く。単に浮気がしたいのなら既婚男性でもいいから遊びたい女性を見つければいい話で、なぜ独身であると偽って交際する必要があるんでしょうか？まあ、不倫前提だとバレた場合配偶者から賠償請求されるリスクもありますし、単純に相手が見つかりにくくなるのかもしれませんが。

しかし中には騙した相手の両親に挨拶し、結婚式まで行ったという話まで聞いたことがあるので、何かもう病的なものを感じるなと……。

4、マッチングアプリの事業者も裁かれるようになったら、もっと真剣に身元証明を取るようになるでしょうね。古くからあるお見合い業者が慎重に身元を保証するのと同じぐらい真剣にやるべきだし、サービスを受ける人からそれなりの手間賃を取っていいと思う。