大学入試の年内実施が拡大し、文部科学省はそのルール再検討を開始します。関西の私立大学や東洋大学が学力試験を年内入試に導入し、受験生争奪が激化。これにより高校教育が阻害されていると指摘されています。文科省は今年6月に複数評価方式を条件に年内学力試験を認めましたが、入試の早期化は依然進行中です。一部大学は小論文には配点を設けず、実質的な一般入試の前倒しを批判されています。
高校長協会は2月1日以降の試験実施を求めて抗議しました。文科省は、2026年度の新入試に向け、協議会で早期の方向性を定める方針を示しています。

この状況は、現在の高等教育システムの問題点を露呈しています。大学が受験生を早期に確保しようとする動きは、高校教育に支障を来たし、受験生自身に過度な負担を与えています。これに対し、まず大学は入試実施時期を2月以降に統一すべきです。そして、入試方式を再評価し、学力以外の資質も公平に評価する仕組みを作るべきです。また、文科省がより強制力のあるガイドラインを設け、大学の透明性を高めることが求められます。この問題は、教育の質を守るための試金石であり、公教育の価値が問われています。より健全で公平な入試システムを早急に構築することが、教育機関としての信頼を回復する唯一の道です。
ネットからのコメント
1、東京大学出身ですが、推薦もAOもいらないんです試験当日にいい点を取る、それだけでいいんですよ本当の実力がどうだの可能性がどうだのと詭弁を並べて巧妙にバ力を紛れ込ませようとしないでほしいものです本当に優秀な生徒はどんな選別をしても優秀なんです
2、非常に問題なのは年内入試の拡大を、大学側は受験生のためと謳って拡大させようとしていますが、実際は大学側が早期から入学生を囲い込みたいから行っているに過ぎません。エスカレートすると、さらに早期化が進み、年内どころか高3春や、現在は特殊受験で設定が稀にある高2の段階での受験が増えていきます。まるで、就活の早期化みたいに進み、受験生目線ではなくなってしまいます。これが現実になると、弊害があまりにも多いので歯止めをかけようと躍起になっています。
3、中学校まで地元の公立で、高校は推薦、大学も推薦ってなると、受験生として一定の時期に猛勉強するとか、受験日に向けて体調管理や色んな準備に神経を使う、という経験が無いって事になる。社会人になってから、資格を取るために勉強する事もあるかもしれないけど、高校なり大学なりの受験勉強という自分しか出来ない過酷な体験は、その後の人生のものすごい糧となると思う。
推薦もらう為の努力ってあるかもしれないけど、一般受験の過酷さを避けたいから、という人も少なくないと思う。
4、学力検査ありきの総合型に規制をかけるというよりは、併願可を一切禁止にすればよい。複数受けたければ一般選抜を受験させる本来の形にすればすべて解決しないか。そもそも学校推薦や総合型は学力以外の本人のその大学で学びたい意欲や学習計画、将来プランが明確な者を評価する入試なのであれば、その大学に行きたい(専願)という意欲が前提であるはず。本来は併願などあり得ない。単願のみであれば、進学校からの一般選抜前の練習試合的な事件は減るはずであり、本当にその大学入りたい生徒を中心に出願されるという、本来の形になるはず。しかし東洋大学のような年内入試で大成功を収めている大学からすると、余計なことするなと思ってるでしょうが。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/db0611ef010ffd23284be631f25cc6db030ef73a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]