元NPB審判員の丹波幸一氏が、片岡篤史氏のYouTubeチャンネルで、現代の捕手が好んで用いるフレーミング技術について疑念を述べました。この技術は、ボール球をストライクとして見せかける手法で、丹波氏はこれが逆にボール球であることを暗に認めていると説明しました。彼は「ストライクなら、なぜミットを動かすのか」と問いかけ、フレーミングが審判の判定を混乱させる可能性を指摘しました。
かつての米国の審判からの批判を紹介しつつ、彼は谷繁元信選手のキャッチングを最も判定しやすかったと評価しました。

このテーマは確かに強い批判の必要がある。フレーミングが疑わしいのは、その本質が正確な判定を覆し、公正さを損ないかねない点にあります。審判の判断が不当に操作され、試合の公平性が失われる可能性があるのです。これを解決するためには、一つ目に審判自身がフレーミングの影響をしっかり認識し、より客観的な判定を行う教育が必要です。二つ目に、捕手の技術向上を促進し、フレーミングに頼らずとも優れた守備を見せる環境を整えるべきです。三つ目に、技術の進化に伴って、審判技術のアップデートや自動システムの導入も検討するべきでしょう。公平なゲームが真のスポーツマンシップを育むことを忘れず、真摯な検討が求められます。
ネットからのコメント
1、谷繁がフレーミングについて語っていたことがあったけど、本来フレーミングはストライクの投球を確実にストライクと判定してもらうための技術だそうです。決してボールをストライクに見せる技術ではないと。例えば低めいっぱいの投球をキャッチした時、衝撃とボールの重さで無意識のうちにミットが下を向いてしまう。そこでキャッチの瞬間に意識して少し上向きに力を加えることで、ミットが下を向かずにビタっとめられる。ボールの威力に負けてミットが流れることを防ぐのがフレーミングだと。だから最近のキャッチャーでよくいる、どんな球をキャッチしてもど真ん中までミットを動かしているのは、本来のフレーミングではないらしい。
2、私も草野球レベルですが審判をしていますが、後ろで見てる(正確に言うと捕手の真後ろだと見えない部分ができるのでバッターボックス寄りに立ちます)ので、動かすのは見えてます。際どいどころはしっかり止めたほうがストライクと言いますが、フレーミングするとボールとコールします。判定自体は、捕手が取った位置ではなくホームベースを通過した時点でストライクだったかどうかという判断になりますが、人間の目で見る以上余計動かすと目立ちます。
3、そもそもが、ボールがホームベースの上を通過する時にストライクゾーンを通ったか否かなので、本来ミットの動きなんてストライクかどうかには関係ないのだよ。本質的には。ただ、際どいところに来た時に上手にフレーミングされるとボールの軌道の残像が修正?補正されて見えてしまうことはある。主審の錯覚を狙ったものだからあまり褒められたものではないが、それで飯を食っていくプロとしては、それもプロの技のうちなのかも知れない。主審がAiになったらフレーミングなんて意味のないものになるとは思うけど。
4、古田さんがMLBの試合の解説中に話していたのですが、MLBではどのキャッチャーがどれだけ審判にボール球をストライク判定させたかというデータが示されるのだそうです。それで、ストライクゾーン真ん中あたりまで大きくミットを動かす捕手が一番その率が高かったため、「なんだ、この捕り方がいいのか」と、多くのキャッチャーが真似をし、現在のMLBの大きくミットを動かすフレーミングが主流になったのだそうです。個人的にはそのフレーミングはあまり美しいとは思えないのですが、現実的にデータでそれがよいと示されているのであれば、そうなるのも仕方ないのかなという気がします。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0c71694a997ad653a7da5940f04cd3128cef0666,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]