中国海軍の空母「遼寧」が南西諸島沖の公海上で活動し、沖縄本島と宮古島の間の海域を通過し、東シナ海に向けて北上しました。活動期間中、遼寧の艦載機による発着艦が合計約260回確認されました。日本の自衛隊は、この動きを受けて航空自衛隊機を緊急発進させ、警戒に当たりました。幸い、領空侵犯は確認されていません。防衛省によると、遼寧は中国・山東省の母港に戻る予定です。

この動きは中国が周辺海域での軍事活動を活発化させていることを示し、日本を含む近隣諸国が安全保障上の懸念を抱える状況です。

中国空母「遼寧」の沖縄近海での260回に及ぶ発着艦訓練は、地域の安全保障を揺るがす重要な動きです。このような異常事態に対し、日本の自衛隊は即時のスクランブルを行いましたが、領空侵犯がなかったことは幸いです。しかし、これで問題が解決されたわけではありません。この状況は中国の軍事力増強とそれに伴う覇権的行動が、地域の安定を脅かすことを浮き彫りにしています。不十分な外交的対話や曖昧な国際ルールが、現場での緊張を呼び起こしているのです。こうした背景を受け、必要な解決策として、まず透明性のある国際的な軍事行動の合意を成立させることが重要です。また、周辺諸国間での情報共有と安全保障協定の強化が急務です。

さらに、防衛力を向上させる一方で外交的なチャネルを広げ、平和的な紛争解決手段を探るべきです。今こそ、国際社会が一丸となり、力による現状変更を許さないという強い立場を明確にする必要があります。

ネットからのコメント

1、空母の発着訓練が通常どれだけの回数をこなすか知らないけど、短期間で260回は多いんじゃないかな。回数をこなせば軍の練度は上がるわけだし、この海域は中国の通常の訓練海域です、なんてことになったら最悪です。言葉遊びの応酬をしてる間に実績を作られているようだ。迅速に阻止に動いてほしい。

2、遼寧はスペックが高くなく、軍艦としては十分ではない。本気で戦闘を起こせば、すぐに撃沈されるものとも見られている。警戒すべきは載っている艦載機だが、これも自衛隊が恐れるほどのものではない。したがって、ただのデモンストレーションということになるが、何の意味のデモンストレーションなのかは、冷静に分析する必要がある。

3、中国が空母を持つという事は日本の近くに中国軍基地ができるのと同じです。世界を欺いて中国に旧ソ連の空母を売却して今日の事態を招いたウクライナに対して日本人はもっと厳しい対応をするべきです。

4、琉球列島から大東島周辺を太平洋への突破口とする位置づけでしょう。台湾侵攻とは別に「南シナ海問題」の東方版です。強硬占拠に伴う「軍事基地化」です。その第一歩が「空母派遣」で次に「海上民兵」での周辺占拠、その後に「大東島の占拠」です。台湾問題と別に「琉球周辺の占拠」が始まり大きな衝突に成ります。