日本テレビが元TOKIOメンバー城島茂と松岡昌宏に謝罪した背景には、6月に行われた緊急会見での国分太一の『ザ！鉄腕！DASH!!』からの降板騒動がありました。降板理由は「重大なコンプライアンス違反」で、詳細は被害者のプライバシー保護のため明かされませんでした。結果として国分は活動休止、TOKIOは解散に追い込まれました。

その後、国分は日テレの対応に対し人権救済を申し立て、松岡も日テレに不満を表明しました。SNSでは日テレの潔癖な対応に批判が集まりました。

この問題は、メディアと人物の間での誤った対処によって引き起こされました。まず、事件の「重大なコンプライアンス違反」に関して詳細が明かされないまま、出演停止の判断が下される背景には、情報の透明性と公平性が欠如しています。それによって、関係者や世間が納得できず、混乱を招いています。また、日テレの過剰な潔癖さも問題です。疑惑やスキャンダルへの過度な反応は、逆に信頼を失わせる結果を生じています。

そのため、まずは情報公開を進め、関係者や視聴者と共有する姿勢を見せることが必要です。また、責任の所在を明確にし、多角的な視点から事件を再評価するプロセスを設けるべきです。

最も重要なのは、コンプライアンスを掲げる側が自身の対応を見直し、公平で透明性のある風土を育むこと。視聴者の信頼を取り戻すためには、真摯な姿勢と実際の改善が求められます。これが、日本のメディア界全体にとって重要な教訓となるでしょう。

ネットからのコメント

1、松岡さんは、意見を述べている。不満を述べていない。ケガをしたことを例に上げて、日テレのコンプライアンス違反を指摘している。松岡さん初め、ケガをすることをある程度理解した上で、番組作りに貢献していたのだと思う。おそらく、今回の件がなければ墓場まで明かさなかったことだと思う。日テレも城島さんと松岡さんに対して、できる範囲の説明を行っていないことも驚きである。

2、「泥試合」とか書かないでほしい。他の方も書かれていますが、松岡さんは降板の具体的な理由について、まったく説明がないことを通常の感覚で考えて不自然だし納得いかない（だれでもそう思うはず）と話しているだけで、見苦しい喧嘩とか、理由もなくいがみ合っているわけでもない。もともとたいへんなロケをたくさんやってきて、スタッフどうしの数ややお互いの気遣いがなければここまで続く人気番組にはなっていないはず、勝手な私情で事実とちがう、薄汚い記述のしかたで記事を脚色するのはやめてほしい。

国分太一さんも、自身の非を認めないと言っているわけでなく、どこが降板の直接の理由で、だれにどのことを謝る必要があるのかを教えてほしいと言っている。それをプライバシーの観点から問答無用、と体裁のよいことを言って局の一方的な保身に終始しているのは明らか。なにがただしくなにが不適当なのか、出版社なのだから、きちんと書くようにして！

3、国分さんが答え合わせがしたいって何回の言うのは、やっぱり本当に何がコンプライアンス違反だったのかが分からないからなのでは？いきなり呼び出されて「コンプライアンス違反です」って言い渡されて、そんな中で、決定的な思い当たる節があるわけじゃないけど、無理くり思い当たることを述べただけの様な気がする。あれがダメだったのかな？コレがダメだったのかな？みたいな感じで、述べざるを得ない状況だったり。松岡さんの覚悟ある出方を見てると、本当に国分さんは違反したの？って、日テレ側に不信感満載になってくる。もし本当に国分さんがここまでの罰を受ける程のことをしてないのなら、日テレ側はどう責任取るんだかな。

仕事を失い、小さいお子様もいるのに家族とも別居になり、奥さまも肩身が狭い生活になってしまったことだろう。

4、犯罪でも裁判所は加害者の意見は聞く。さらに、罪と罰はその罪の重さによって決定される。今回のことは、加害者側が罪の認識はあっても、程度の認識と罪のバランスについての納得感が不足しているように感じる。加害者側の100%の納得感は不要だが、その度合いは本人にもわからないのだから、第三者がわかるはずもない。処分としての降板という判断の妥当性は日テレに判断の権利があり、特段問題はない。問題なのは、そのプロセスにおいて日テレの対応は妥当で適切であったのか？問題はこの一点のみ。被害者が日テレの従業員であれば対象者を守るのは当然のこと。しかし、それを守りながらも国分氏の納得感を高める努力をしたようには見えない。加害者だけに、加害者が被害者に直接、間接問わず接触しない、公言しないことを前提に、被害者側の意見を伝えることはできなかったのだろうか。