中国軍機が日本のF-15戦闘機に対して「レーダー照射」を行った事件が12月6日に沖縄本島南東の国際空域で発生しました。中国の空母「遼寧」から発艦したJ-15戦闘機が、日本の戦闘機に対して火器管制モードとみられるレーダーを断続的に照射したという内容です。レーダー照射は、武器使用の準備として敵対的な意図を示す行為と受け取られかねず、日本側はそのリスクを強調しました。

飛行の安全を確保する目的での探索用レーダーだったと中国外交部は主張し、日本の防衛相は中国側の主張に反論しました。この事件は台湾有事に絡む緊張感の中での出来事であり、軍事的なエスカレーションの例として注目されています。

中国によるレーダー照射事案に対し、異常な敵対的行動と見る向きが強いのは否めない。軍事的緊張が高まる中でのこの行為は、国際航空の安全を揺るがす重大な問題であり、制度の改善が求められます。まず、透明性の高い国際的な空域活動の規範を設け、誤解を避ける措置が必要です。また、国際空域での標準的な交信手順をさらに徹底し、誤解を防ぎつつ、安全性を確保することが欠かせません。第三に、外交的な対話を通じて緊張を緩和することも重要です。これらの改善が行われれば、不要な軍事的エスカレーションを避け、平和的な空域利用が促進されるはずです。

危うく単なる一瞬の「ロックオン」が、戦争への引き金となり得ることを忘れてはなりません。国際社会はこの事例を使用される不合理で危険な方法として注視し、対策を講じるべきです。

ネットからのコメント

1、プロフェッショナルではない、つまりアンプロフェッショナルということだ。中国は海洋国家ではない。実質的な海戦の経験もない。空母を三隻保有することになり世界一流の軍隊に人民解放軍をすることが目的のようだが、その実態はまだまだ素人ということだ。しかし喧嘩で素人に刃物を持たせるほど怖いものはない。最前線の自衛隊や海保の苦悩が聞こえて来そうだ。

2、中国軍はこれまでも、日本、アメリカ、欧州、さらに東南アジア諸国の軍や国際部隊に対しても、「レーダー照射」「レーザー照射」「異常接近飛行・航行」「警告フレアの発射」など、多様な手段で威嚇や圧力を加える行為を行っています。こうしたいわゆる「グレーゾーン戦術」とされる行為は、中国の幼稚な国際感覚を象徴していると言えるでしょう。中国国内ではそのような事は報道されないだろうから、海外旅行の中国人の目につくように世界各国が報道し、自国の軍がどれだけ国際社会で恥ずかしい幼稚なことをやっているのか認識させるべきだと思います。

3、レーダー照射は「敵対行為ではなく「敵対意思」と見なされるが、明確かつ差し迫った脅威がある場合に限って使われるため、通常の監視よりもはるかに重大なエスカレーションとみなされる」というのは国際社会の常識です。イタリア空軍の言う通りです。しかも３０分も照射するなんて、尋常ではないですね。異常ですね。これは世界中に配信されてますから、中国という国の信頼と国益だけが損なわれることになるのではないかと思います。

4、誰に何を言われようともそれは関係無い。日本空軍がレーダー照射を受けたと言う事実。この事実に対してどう日本が抗議、対処するか。それが肝心。今までの様に言葉だけで無く、実力行使に出るくらいの気概が必要。これ以上、中国及び韓国、北朝鮮等に舐められない様にしっかりと対処すべきです。