小泉進次郎防衛大臣は12月12日の記者会見で、アメリカのヘグセス国防長官と電話で会談し、中国の軍機による自衛隊機へのレーダー照射問題について議論を行ったことを明らかにしました。この会談は沖縄南東の公海上空で12月6日に発生したレーダー照射事案を背景に行われ、地域の安全保障への深刻な影響が懸念されています。小泉大臣は、この危険行為が地域の安定を脅かすものであり、日米間での連携強化の重要性を確認しました。

さらに、国際社会における日本の立場を広く理解させるため、情報の適時適切な提供と発信を強調し、中国側に対し再発防止を強く求める意思を表明しました。

今回の中国によるレーダー照射事件は、国際安全保障を著しく脅かす重大な問題です。この問題の本質は、国際基準を逸脱したこの行為が、航空機の安全を直接に侵害する危険行為であるという事実にあります。中国は30分にわたる断続的なレーダー照射を実施しました。これは、国際社会が対処すべき緊急の課題です。

現在の状況が展開する中で、まず日本と中国は、直接的かつ効果的なコミュニケーションチャンネルを確立し、再発防止の具体策を練ることが急務です。次に、日本は国際的なフォーラムを活用して、他国との連携を強化し、中国側の行動に対する世界中の理解と協力を呼びかけなければなりません。

そして、軍事的挑発行為に対しては、明確かつ協調的な対応策を講じることが求められます。

このような問題は国際的な安全保障の脆弱性を示しており、威圧的な行動を容認すれば、自由で公正な秩序が脅かされます。我々は、地域と世界の安定を維持するため、強固な価値観と行動をともにして立ち向かわなければなりません。

ネットからのコメント

1、小泉氏の対応は素晴らしいと思う。各国との連携はもちろん、自衛隊員の士気が上がる対応をしている所が特にいい。F15のパイロットである内倉統幕長の言葉は極めて重いものだった。「30年前F-15の操縦者として6年ほど対領空侵犯措置にあたっていた。手袋に【冷静・厳格】と書き、離陸するとそれを見て気持ちを整えた。その6年間、30分間に渡る断続的な照射は経験がない。大変なストレスだったと思う」闇雲に任務にあたるわけでなく【冷静・厳格】を自身に課して任務を遂行するわけだ。中国の取った行為は如何なる理由があったとしても決して許されるものではない。国際社会に恥を晒したに過ぎない。

2、該当の海域は自由に航行出来る海域ですが、日本の排他的経済水域で「公海」ではありません。

（防衛庁資料による）その場合はノータムにより外交ルートを通じて演習の事前通告が必要で、当日現場での連絡は通告ではありません。且つ、日本側は「I copied your message」と答えており、これは受信しましたという意味で「内容承諾」ではありません。記者はなんでもこちゃ混ぜにせず、正しい認識を持ってもらいたいですね。

3、こういう時の進次郎氏は頼りになる。中国がどれだけ批判や圧を投げかけてきても、いい意味で空気を読まずに平然と忖度しない正論を述べれるので、言った中国側も全然堪えないやつだと手を焼くことと思います。このまま友好国との対話を密にし、毅然とした発信を続けてもらいたいものです。

4、何処で演習やったか知事で確認してみろ。わざわざ沖縄と宮古島の間を抜けて、沖縄本当と南大東島との狭い海峡でやる事では無いだろ。那覇から200km圏内では？。鼻先で牛刀振り回す様なモノだ。演習だと言いながら、そのまま沖縄へ先制攻撃だって可能、あの海峡からだと3分も掛からない。つまりあの場所で演習をすれば自衛隊はどう出るか？、シナリオ通りかどうか試してる。

あの海峡での中国軍の軍事演習は過去に1度も無い。