8月8日、日本の岩屋毅外相が記者会見で、1945年のソ連対日参戦を「日ソ中立条約に明白に違反」「不当」と批判。これに対し、ロシア外務省のザハロワ報道局長は10日、旧日本軍のアジア侵略責任を全面的に認め謝罪するよう要求。さらに、終戦後にソ連が占領した北方領土について「連合国の協定や国連憲章に基づき合法的に移管された」と主張し、戦後80年間の支配を正当化した。
両国間の歴史認識の対立が改めて鮮明になった。
歴史認識の食い違いを外交の場で感情的に投げつけることは、相互理解を遠ざけ、国民感情をさらに硬直化させる危うさがある。問題の本質は、歴史的事実の選択的解釈と、戦後処理における国際法の適用範囲を巡る不一致だ。歴史を政治的カードとして使えば、対話はゼロサムの応酬に陥る。解決には、①一次史料と国際法解釈に基づく第三者的調査委員会の設置、②歴史教育の双方的見直し、③経済・人的交流を通じた信頼の土台作りが不可欠だ。歴史は一方の主張で塗り替えられるべきものではない。事実を掘り下げ、互いの痛みを認め合うことこそが、過去の鎖を断ち切る唯一の道だ。
ネットからのコメント
1、知らない人が多いが、第二次大戦前後で領土を拡張したのはソ連だけ。千島列島は勿論、バルト三国、フィンランド、ポーランド、ドイツ等々。何が謝罪だ。独ソ不可侵条約を破ってソ連に攻め込んだドイツより、息も絶え絶えの日本に中立条約を破って攻め込んだソ連の方がよほど悪質。
2、連合国の秘密裏の約束よりも国と国が公に締結した条約の方が間違いなく優位性が高い。
そして8月15日の玉音放送をもって米英は戦争を終結したにも関わらず、ソ連は北方領土侵略のみならず北海道侵略をもはかり、また中国にいた日本人をシベリア抑留する蛮行もしている。シベリア抑留に関しては当初は「そんな事していない」とシラを切っていたし。日本人の多くが把握していないけど、下手したら北方領土のみならず北海道もソ連に取られていた可能性もあったんだから。こんな事しといて、何が「アジア侵略の責任」だよ。笑わせるな。
3、日本人は過去の問題についてはしっかり認識し、反省をしている。ロシアも日本の反省の姿を学び、「現在進行している」自国の侵略行為と戦争犯罪を直ちに止めなさいよ。こう言ってやればよいだけことなのでは。対日参戦が国際法違反であることは明らかであっても、ロシア語を話す方々は、どうせ何を言われても「ドゥーブリ」くらいしか答えない奴らなんだから。相手にしても仕方がない。
4、ロシアという国は国土を守る、侵略する為の執着は世界で一番。何十万人の犠牲者を出しても構わない気性は昔から変わらない。しかし、中国とのパートナーシップがロシア国内を脆弱させるだけでなく、中央アジア諸国も中国に傾くでしょう。
その時にはロシアは中国に意見出来ない位の力関係になっていると思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a4315f4886b0d478f48618831bb3d2656b24111d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]