総合格闘技ジム「FREEDOM@OZ」で11日、一般会員がスパーリング後に意識を失い、死亡する事故が発生した。亡くなった会員はアマチュア大会への出場を予定しており、スパーリング中に体調不良を訴えた後、病院に救急搬送されたが回復しなかった。ジム代表の小塚誠司氏は公式サイトを通じて哀悼の意と謝罪を述べ、事件性は警察により否定されている。

ジムは再発防止のため安全管理体制の見直しを表明した。

この痛ましい事件は、スポーツにおける安全管理体制の欠陥が浮き彫りになった瞬間です。現在の競技指導の現状では、安全対策が不十分であることが明らかです。まず、ジムは参加者の健康状態の把握を強化し、定期的な評価を導入する必要があります。次に、スパーリングや試合時には、医療スタッフの常駐を義務付け、迅速な対応が可能な体制を構築することが重要です。最後に、参加者への安全教育を徹底し、リスクの理解を深めるべきです。この事故は偶然ではなく、監督者の安全意識の欠如が招いた結果と言えます。このような痛ましい出来事が二度と起こらないためには、ジムの運営者はその価値を問い直し、参加者の命を最優先することを宣言し、実践することが求められます。

ネットからのコメント

1、20年ほど前ですが某キックボクシングジムでプロ選手をしていました。私は軽量級の選手でしたが、タイ人のコーチはいつもライト級以上の選手とヘッドギア無しでのフルスパーリングを強要してきました。当然階級差があるので何度ものされました。このような練習に当時疑問を感じでいましたが、トレーニングの知識があまり無かったのでコーチの指示に従わざるを得ませんでしたが、今回この記事を読んで他人事のように感じられず、生命の危険をおかすような事をしていたんだと思いコメントさせていただきました。まずはこの会員様の御冥福をお祈りいたします。そして指導者の方は選手が強くなる為のトレーニングと同じくらい安全管理も重視して欲しいと思います。

2、若い頃、男ならフルコンタクトだろとか訳のわからんこと言って、極真の見学行った。緑帯(中級くらい)の男の子に、鎖骨とか肋骨とかはしょっちゅう折れるよって言われてテンション下がりまくり。。最近は女子も極真やったりしてる。まあ鎖骨肋骨ならまだしも、硬膜外血腫なんかもあるし、もうちょっと慎重になって欲しいなと思う。

脳は再生しませんから。

3、スパーリングと言うのは、そのジムの中の、選手同士、練習生同士の力関係の中で、優位に立とうとしますからね。『経験が浅い選手ほど思い切り戦う』ものなんですよ。それを止めるのが、トレーナーの役目です。試合での事故でなく、スパーリングとなると、これは本当にやるせないです。再発防止と言っても‥格闘技である以上難しいんですよね。敢えて言えば、『格闘技は防御が第一。防御の下手な選手は戦わせない』ことが大切だと思います。

4、アマチュア用にヘッドギアやグローブもあるけど、100%怪我しないという保証はない。どこかしら怪我のリスクはあるが、最低限、怪我をしないように早めのタップとか、格闘技経験のレベルに合わせて練習などする事で注意を払っています。中には練習なのにガチンコでやってくる人はいますが、その方とはムキにならずに早めのタップをする事と、マススパーだというのに本気で殴るので、その人に注意をしたりしています。今回の事故では道場の代表も心を痛めてることでしょう。なんとも言えません…。