プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥は、今年12月27日にサウジアラビアでアラン・ピカソとの防衛戦を予定している。井上はこれまで31勝 (27KO) 無敗の成績を誇り、4階級制覇を達成している。しかし、米メディア「BOXING NEWS 24」は彼の体力的な消耗と頻繁な試合による影響を懸念している。

同メディアは、井上が32歳になり、外見が老けて見えることを指摘し、燃え尽き症候群や中谷潤人との試合での影響を危惧している。今年5月のラモン・カルデナス戦では、ダウンを喫した後に勝利したが、これを階級アップの影響とし、中谷戦は危険が伴うと予想している。

井上尚弥の将来が懸念されるのは、単なる年齢や試合頻度によるものにとどまらない。彼の身体的な消耗は、制度的な問題やスポーツ界の過剰な期待と無関係ではない。まず、大御所選手が多くの試合をこなす中で、彼の健康が脅かされているということは、ボクシング界全体が選手の長期的な健康を考慮に入れていない証拠である。アメリカの批評は、井上のケースを通じて、選手の健康管理がいかに不十分であるかを浮き彫りにした。改善策として、まず選手の試合数を制限し、各試合の間に身体を休めるための充分な期間を確保することが必要である。

また、試合後の健康診断を義務化し、選手が長期的にキャリアを継続できる環境を整えるべきだ。そして、選手のフィジカルトレーニングだけでなく、メンタルケアも重視する必要がある。選手が競技寿命を全うできる体制を整えることが、ボクシング界の持続可能な発展の鍵となる。井上のようなスター選手が、健康問題でキャリアを終えることがないよう、早急な対策が求められる。

ネットからのコメント

1、井上チャンピオンにもいつかは衰える時は来る。でも、MJ戦の前にも「ピークを過ぎた」という声はあったのを結果で黙らせている。井上チャンピオンがダメージが蓄積するなら、他の同年代のボクサーはほとんどが揃って引退レベルだろう。それでも、井上チャンピオンは少しペースを落としてもいいと思う。常に世界戦で年間4試合を行えば、疲労の蓄積を勝手に心配する声は出るだろうし、願わくば、少しでも長く井上チャンピオンが現役として輝くところを観ていたい。

2、個人的には、全然衰えている様には見えないが。40代に見える？どの画像を見て、このコメが出たのか。試合前は減量で頬がこけ、顔面のシワも増える。

これは、一般人でもこの顔面の状態では老けて見える。今月のピカソ戦で年間4試合目となるが、来年の中谷戦までの期間は4ヵ月はある。これは空きすぎでもなく、近すぎでもなく、良いスパーンだと思うが。私は尚弥チャンプは、今がピーク期だと捉えている。この時点で中谷戦をやらないと、後々不利に追い込まれる可能性もある。しかし、年齢的にピークが下り坂になっても、前回のＭＪ戦を観れば引き出しの多さ、何が有ってもオールマイティーに対応できる。この能力は、他のボクサーは持ち合わせていない。ピカソ戦もだが、中谷戦があと5か月に迫って来た。楽しみしかない。

3、ダウンしなかったもののバンタム時代のドネアとの初戦で眼窩底骨折した時の一撃が一番ダメージがあったでしょうね視力への影響もゼロではないでしょうネリもカルデナスも階級を上げた影響や加齢による衰えよりも相手との相性と魅せ方にこだわって必要以上にアグレッシブに攻めた影響だったように思いますモチベーションの上でも中谷戦は過去最高になるだろうし、油断も衰えもないでしょうむしろ結果の如何によらず中谷戦の後のモチベーションは心配かも知れませんね

4、肉体的ダメージは、ほとんど無いと思う。しかし、この記事にあるように心配なのは「燃え尽き症候群」によるモチベーションの低下、闘争心の低下はファンとしては心配でわあるね確かに。だから、ピカソ関しては１Rで沈めて春先までゆっくり休んでほしい。