鎌倉市の住宅街では、アニメ「スラムダンク」のファンが集中し、観光公害が発生しています。江ノ電の鎌倉高校前駅近くにある5つの踏切と隣接する公園で、ファンが聖地巡礼を行っています。この影響で違法駐車や民家への迷惑行為が増加し、周辺住民からの苦情が続出しています。市はこの状況を改善すべく、観光庁の支援で12台のAIカメラを設置し、来訪者数や車両の動きを監視し実態を把握する計画です。
ナンバーの読み取りや顔のぼかしなどの機能を持つカメラを今月中旬に設置予定で、来年2月までに最大600万円の事業費がかかります。

この状況はまさに観光公害の典型例と言えます。人気アニメの舞台がファンを引きつけることは理解できますが、街の機能を圧倒し、公私の境界を破る行為が黙認されてはなりません。本件では、まず法的に正当な駐車行為を促進するための駐車場の整備が必要です。そして、住民の生活空間を守るために、現地のアクセスを抑制する制度の再検討と急務です。さらに、観光客へのマナー教育を強化することで、地域住民への配慮を促すキャンペーンも求められます。価値あるアニメの魅力が、その舞台となる場所への敬意につながる日が来ることを切に願います。
ネットからのコメント
1、静かな住宅街に押し寄せ、踏切でポーズを決め、路上駐車に周回行為、しまいには民家で排泄まで――これを「聖地巡礼」と呼ぶにはあまりにも失礼ですね。
作品への愛ではなく、“バズる写真”だけを求めた観光の歪みがそのまま表れています。AIカメラの導入は本来歓迎されるものではありませんが、ここまでモラルが崩れてしまえば仕方ない措置でしょう。観光客のマナー任せでは守れない生活環境を、自治体が守ろうとしているだけ。迷惑をかける側が「監視が嫌だ」と言う前に、まずは最低限の常識を思い出してほしいですね。
2、こういうオーバーツーリズム問題の解決は本当に難しいですね。マナーや習慣の違う人たち、しかもリピーターでもない観光客にマナーを説いたところでどうせもう来ないと思えばマナーもへったくれもないでしょうし。テレビでもやってましたが近くの病院に勝手に入ってトイレを使ったり病院の駐車場に車停めて踏切に行ったりしてる人たちもいるようですね。主に東アジアの人たちでしたが。とりあえず出国税ではなく入国税を新設して外国人だけ3〜5万円くらい取るようにしてほしいですよ。
3、近隣住人の方のSNSを見ました。ゴミが散乱し、違法タクシーが路駐をして渋滞も起こり、庭に粗相をされることも。
注意をしても聞かないし…住人の方々は本当に我慢を強いられていると思います。住人の方々はゴミ拾いをしたり、署名を集めて自治体に対処を訴えたり、できる範囲で行動なさっているようですが限界はある。カメラでデータを集めて、状況を把握。一歩前進ではあるかもしれない。住人の方々の生活を守るためにも、もう一歩前進してひどい観光客に対して罰金や逮捕など厳しい対処を求めます。
4、オーバーツーリズム問題の最大の課題はそこに住んでいる地域住民の安全安心安寧だと思う。インバウンドで潤うことが目的だとしても旅行者優先ではない。ブータンでは「サステイナブル・デベロップメント・フィー(SDF)といって、1日あたり100ドルの滞在観光税を課している。自然や文化の保護、安定した観光を維持するための目的。マナーを守れる旅行客なら払える額だと思う。円安で誰彼構わず来日してゴミをポイ捨てとか、交通違反で写真撮るとかそういう外国人はいらない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6638085cc681137ff526c2d2749120ac5f527807,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]