F1グランプリの開催権料が急騰し、年間100億円を超える水準に達したことが明らかになりました。マレーシア政府は財務的な負担から開催を断念しています。具体的には、リバティ・メディアに対して年間約3億リンギット(約105億円)を投資する必要があるとされ、3年から5年契約では合計で約525億円になる見込みです。加えて、サーキット整備費用も考慮しなければなりません。
こうした高額な費用に対し、年間3億リンギットを他のスポーツ育成プログラムに転用することが可能という意見もあります。サウジアラビアやカタールなどでも高額な開催権料が報じられ、F1の人気を背景に今後も高騰が続く見通しです。
このような状況において、F1開催権料の暴騰は深刻な問題を浮き彫りにしています。特に、資金の投資先としての価値に関して疑問が湧きます。まず、開催権料の高騰が地元のスポーツや社会にどのような影響をもたらすかを再考する必要があります。次に、F1の商業権を持つリバティ・メディアが、開催地に高額な経済負担を強いることが適切かどうかも問われるべきです。最後に、F1開催が実際に地域経済の活性化に寄与するのか、不透明な部分が多いことから、独立した評価機関の設立が求められます。これらを検討しない限り、F1開催は一部の企業と地域の利益を犠牲にする競技と見なされ続けるでしょう。
これでは真のスポーツ精神からかけ離れた、ただの商業イベントに過ぎず、持続可能性を伴わないまま進行してしまいます。
ネットからのコメント
1、新興国からたくさん取り、伝統的なグランプリが比較的安価に更新されるとはいえ、その風潮もモナコの特権がここ数年で次々に削られていったりしてることからも分かるように、徐々に定番グランプリでも続けられるところ続けられないところでふるいにかけられ始めている。マックスの活躍で沸くオランダも今年で終わる。F1の放映権料や開催権料が各チームの分配金、つまり年間活動予算の大本を占めるからたくさんは取りたいが、一方で最近はバジェットキャップも開発制限もあるし、F1とチームオーナーだけがただ莫大な利益が上がる今のやり方が行き過ぎれば、世間からそっぽを向かれとても危ういと思う。どのサーキットもF1では潤ってないからね
2、鈴鹿は2029年まで開催契約が既にあるけど、2030年以降の高齢化が更に進んだ日本で100億以上を払ってペイできるんだろうか。アジアだとシンガポールやアブダビが夕方~夜の欧州時間に合わせてレースしてるけど、鈴鹿にそれは無理だろうし。
3、鈴鹿は長期継続ボーナスで開催料安くしてもらってるんだっけ?次の契約更新で値上げされたら厳しいかもな。F1側は高い開催料払ってくれるところが別にあればそっちでいいやってなるだろうし。
4、賢明な判断だと思う。アメリカとかでF1人気が出て来たので、暴騰に拍車がかかってしまいましたね。F1は大好きだけど、それにより恩恵を受けられる人はごく一部に限られるので、コストがバカ高いのであれば、やめて正解だと思う。スポーツで言えば、オリンピックでマレーシアの選手が活躍するのがまだ少ないので、そこに投資するのも良いし、他では街のインフラや勉強、将来を見据えた基礎科学や工業の学生の育成やマレーシアの伝統の保全など投資すべき所は沢山あると思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f81f709e3385602f0cf090a1f042a06afdad48f4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]