2023年10月18日、東京・赤坂の個室サウナ店「サウナタイガー」において、美容室経営者の松田政也さん(36)と妻の陽子さん(37)が火災で亡くなった。発見されたサウナ室では、出入り口のドアノブが外れており、2人が閉じ込められていたと推測される。警視庁捜査1課は、この事件を業務上過失致死容疑で調査している。捜査によると、店内の他のサウナ室でもドアノブのがたつきが確認されており、管理の欠陥が疑われている。
松田さんの手には皮下出血があり、ドアのガラスにはこすられた跡が残っていたため、拳でガラスを叩き脱出を試みた可能性がある。

この悲劇的な事件は、店舗管理における重大な欠陥を浮き彫りにしています。サウナ室のドアノブが外れるという事態は、顧客の命を脅かすリスクを含んでいます。事故を防ぐための緊急措置として、まず設備の定期的な検査を義務付け、故障や不具合を早期に発見する体制が必要です。加えて、緊急時には即座に開けられる構造や、監視カメラの増設、迅速な対応が求められます。また、政府や業界団体は安全基準の厳格化を進め、設計や運用において安全性を最優先とする文化を育てていくべきです。このような痛ましい事件が再び起こることのないよう、企業や社会全体での取り組みが喫緊の課題です。安全は何よりも先に考慮されるべき価値であり、その欠如は許されません。
ネットからのコメント
1、サウナの安全管理が法律で決まるきっかけになる事件。普通に利用していても若くても立ちくらみや失神を起こすのがサウナ。私はあまり好きではないのでジムのサウナも利用しませんが、好きな方は毎日利用しています。体調によってはとても危険。監視カメラもつけられない空間。非常ボタンを押す間も無く高音の部屋で倒れる可能性がある。施設側も安全管理をしっかり守り、利用者も体調が良くない時は見送ったり無理に整わないように軽く利用するにとどめたいものです。個室サウナの業態が旅館業にあたったり管理する自治体にもよってバラバラのようです。素人のオーナーが高級の隠れ家を謳い、安全管理の内容は素人で命に関わる自覚も無い、金儲けに走り、犠牲になった何の落ち度もないご夫婦が気の毒でならないです。
2、こんなドアノブでなぜ色々な基準をクリアして、高級サウナで商売が成り立っていたのか?利用者は値段で安心を買う場合もあるし、まさかドアノブが外れ、非常ボタンも作動しないとは思わないだろう。サウナ室のガラスって、熱さに耐える為に、蹴りとかでも割れないくらい頑丈に出来ているのだろうか…想像しただけで、苦しくて悲しい事件。
これは事故ではない。
3、「高級サウナ」と言う割には、非常ベルは作動しないしドアノブは取れるし、まともに点検、メンテナンスをしていたとは思えない。どっちかでも正常だったなら、失われずに済んだ命だ。施設側の責任は、かなり重いと思います。非常ベルは鳴らない、ドアノブは壊れてしまった、ガラスを叩いても割れない時の、被害者の絶望はいかばかりか、と思う。海外でも、今回のようにドアが開けずに亡くなったケースもある。要するに、想定されるべき事案だ。特にドアを押戸にしていないのだから、施設側はそのリスクを理解するべきだった。専門的知識も薄く、ただ流行りに乗ってやっていた店だったのか。
4、皮下出血が残るほど、ドアやガラスを叩いても店員は誰も気付かないって事ある?警報装置も電源入れないくらいの店だから有り得そうですね、重罪にしてください!
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2d07546214cc9e0618033a6e3315d8b2c371ea67,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]