2023年10月17日、テレビ朝日の「モーニングショー」では、自民党と日本維新の会が共同提出した衆院議員定数削減法案の今国会での成立を見送ることが報じられました。この法案について与野党協議会で来年に結論を出すこととなりました。コメンテーターの玉川徹氏は、議員数削減の合理性に疑問を呈し、日本は他の先進国に比べて人口あたりの議員数が少ないことを指摘しました。
さらに議員定数を削減すれば国民の代表が減り、声が届かなくなる可能性があると指摘しました。代わりに歳費の削減を提案し、定数削減は現状を悪化させると述べました。

議員定数削減法案の成立見送りは、一見すると合理的な判断のようで、実は深刻な問題を孕んでいます。元コメンテーターの指摘からも分かる通り、日本の国会議員数は他国と比べても決して多くはありません。むしろ少ない方です。この状態でさらに削るという決定は、国民の声を反映させる社会の基盤を脅かすものです。制度の欠陥は議員の効率性や国会運営にあるのではなく、予算の使い方や議員の質にあるといえます。そのため、議論の必要性は明らかです。具体的な解決策として、議員の研修強化、歳費の透明化、そして国民の参政意識を高める教育の普及が必要です。議員数の削減は安易な解答にすぎません。
真の解決には、国民全体が納得する仕組みの構築が求められます。
ネットからのコメント
1、1割削減も、定数削減も両方やったらいいと思います。個人的にそれより必要だと思うのは仕事をしない議員の減給やクビを可能にする制度作りだと思います。立法府である国会の場で関係のないスキャンダルや揚げ足取りに終始して本来の法案審議の邪魔をするような不必要な議員が多いから定数削減の話がでるわけで、きちんと国会議員としての仕事をされている方を削ったり減給する必要はないと思います。名指しはしませんが、ご自分の仕事に自信を持っている議員の皆さんは反対などしないですよね。
2、今の国会議員はただの数合わせだけで一人一人が国民のために仕事をしていないように見えます。派閥の活動や地元の支援者周りや利権漁りで忙しそうですが、それって国民のためでなく自分の立場を守るための活動ですよね。今の法律の問題点(例えば時代遅れの民法や刑法)を勉強して時代に合った法律への改正などを提案するべきです。それが出来ずにただの数合わせのための議員ならば半分の数で充分だと思います。
3、裏金の不記載をして企業から献金をもらってた議員を辞職させて選挙区でも比例区からでも補充せずに次の選挙まで欠員にしておけば議員の数は減らせる。国民が希望するのは不正なことをする議員を減らして、また不正な議員を選ぶ有権者の注意喚起をすることだと思う。
4、「歳費を1割削ればいい」まあこれでも、収支から見れば同じになる。有権者が問題としているのは、政治と金の問題だ。議員定数削減の話は、政治と金の問題とは観点が違う。本来は、企業団体献金の禁止や政治資金規正法改正をやってもらいたい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5927d5e05c115ecb2ce0d3849024d56bb8a772c3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]