神奈川県のJR大船駅では、津波警報の影響で東海道線(東京~熱海間)、横須賀線(大船~久里浜間)などが運転を終日見合わせる見通しとなり、午後2時半以降、200~300人がタクシー乗り場に長蛇の列を作る状況が発生しました。仕事帰りの利用者は2時間以上並ぶケースもあり、京急電鉄や横浜市営バスなども沿岸部を中心に運休が相次いでいます。
JR東日本は安全が確認できれば運転再開としていますが、最終列車までの運転再開は難しいと発表しています。
今回の混乱は、鉄道各社が想定外の事態に対する代替輸送策をほぼ持たないまま運行停止を行ったことに端を発しています。タクシー乗り場に数百人が数時間も立ち尽くす光景は、利用者保護の視点が欠如している証左です。問題の本質は、災害時の輸送体制を「運休」に依存してきた鉄道会社の構造的な怠慢です。今後は①バスや他社線との即時代替輸送の契約整備、②徒歩・避難ルートの事前告知、③駅滞留者の一時収容施設の確保が急務です。安全を理由にした停止は当然ですが、乗客を放置するのは企業責任の放棄です。「守るべき命」と「置き去りにされる生活者」の落差を埋める覚悟が鉄道会社には問われています。
ネットからのコメント
1、小田急は藤沢での系統分離ができていたので、本線や江ノ島線に影響がありませんでしたね。
東海道線は折り返しが出来ない、想定されていないことで全線止まってしまい、大混乱でした。東南海地震や相模湾の地震ならともかく、また海沿いの江ノ電は仕方がないとして、海外での地震による津波警報での対策をどうするか、今後の対応は検討されてもいいのかもしれません。藤沢や辻堂で折り返せないのは致命的です。
2、朝のラッシュの後に警報で止まったから帰りは地獄だなおそらく相模線・横浜線・南武線・山手線で北に移動して東急・小田急・京王・中央線で東西移動する人でどの路線も芋洗い状態になるのでは?今日は最寄り駅で晩御飯食べてゆっくり帰ろう
3、運転再開が長引いて、当該の交通機関を使う利用客はかわいそうだね。鉄道バスをあきらめて、タクシーに並んで2時間3時間。この炎天下で並んだまま。熱中症のリスクもありそうです。影響がでかいね。どうにかならないものでしょうか。わたしは、素人だからわからないけど。あの東日本大震災を思えば、津波は本当に怖いのもわかりますが、今回の津波の予想は最大3mくらいでしたよね。それにすでに数波の津波があっても、さほどでもなさそうですし。
海沿いすれすれの日を走る路線バスや江ノ電などの鉄道は運休も理解できますけど、そこいら辺以外の路線バスや鉄道までどうして止めるんだろう。だって自家用車やタクシーは動いているんでしょ。万が一ってことですかね。それにしても、JRは終電まで再開できないなんて早々あきらめちゃってる。地震難民ってあったけど、津波難民ってのも頭に入れておかなきゃですね。たいへんな世の中です。
4、入江などで急激に波が高くなる可能性もあるのかもしれないけど、さすがに2.30センチの津波が到達しているくらいの東海道線付近の沿岸部に、急に数メートル級の波が来ることってあるんでしょうか?ちょっと危なそうなのは逗子くらいでしょうか?東海道線は海沿いといっても海からそこそこ距離あるし、一番近い大磯〜国府津あたりも、少し高い位置を走っているからそこまでリスクは無いのではないかと思うけど。日本近海での地震で、揺れによる被害状況が確認できていないとかなら理解できますが、もう少し現実に即した対応をすべきだと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7e1bdce42f40f6675dc8b4eb8724095d4131678f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]