事件概要:40代独身の大槻さん(仮名)は、現在月25万円の収入で、手取りは約20万円。貯金額は44万円であり、その利子が1円だったことに衝撃を受けた。国税庁によると、40歳〜44歳の男性の平均年収は612万円、女性は343万円。また、銀行の預金金利が0.002%にとどまり、貯金がほとんど増えない現状が続いている。さらに、厚生労働省の調査では58.
9%の人々が「苦しい」と感じており、資産形成への危機感が高まる中、預金が増えない状況は経済的に困難な環境を示している。
コメント:大槻さんの体験は、決して個人の問題にとどまらず、今の日本社会の経済的な停滞を象徴している。超低金利、給与の停滞、そして預金のほとんど増えない現実は、庶民にとっては深刻な問題だ。現状、貯金すらできないという状況が、何が問題なのかを浮き彫りにしている。
背景にあるのは、社会全体での経済成長の鈍化、特に低賃金層の厳しさだ。年金問題、老後の不安、資産形成へのアクセスの難しさがより深刻化しており、所得分布の格差が広がるばかりである。金利が低く、預金に頼る時代が終わったという意識が必要だ。
今必要なのは、制度改革だ。賃金の適正な引き上げ、金融教育の充実、さらには中低所得層でも手に入れやすい資産形成の手段を提供する仕組みの整備だ。
今の状況に甘んじることなく、政策レベルで大胆な変革が求められている。預金が「お金持ちの特権」になっている時代を終わらせ、すべての人が公平に豊かさを手に入れることができる未来を作り上げるべきだ。
ネットからのコメント
1、とてもじゃないですが、もう手取り20万で余裕の有る暮らしが出来る時代では無いのですが、周りを見ると20万どころか16〜18万ぐらいしか稼げない人たちで世間は溢れかえってしまっていますからね。固定資産税も滅茶苦茶に安い田舎で子無し持ち家借金無し(親と同居で奥さんと共働き)みたいな人ぐらいが限界の金額でしょうよ。そうなると直ぐに「投資しろ」っていう人がいますけど、今日明日の暮らしが出来るか否か?の状況でそんな事に回せる金なんて本当に出て来ないのが現実ですわ。
2、若い独身で中小企業に勤めていても、「税金や社会保険料の値上がり」「物価高」「奨学金という借金」「正社員でなく契約社員」「住宅補助や社宅など福利厚生の消滅」などの相乗効果で、10,20年前よりも間違いなく相対的に貧しくなっている。そして、貯蓄できる余剰資金が無ければ、金融資産や人脈形成やスキルアップなど、経済的・人的な投資による再生産も難しい。
それができる富裕層との格差は広がるばかりで、成長のチャンスが無い。昭和の頃は、今は貧しくても将来は豊かになれる希望があったが、令和の今はそれも無い。現状維持がやっとで、加齢とともに先細りするだけ。閉塞感で、自分ではどうすることもできないから、他人に八つ当たりするしかなく、だから外国人や生活保護や高齢者などへのバッシングが盛んになる。構造的な問題であり、こうした悪循環で日本社会がどんどん悪くなっているのが現状だと思う。
3、真面目が通用しない20から30万てどりあったとしよう、かりに貯金してたとしよう。両親が高齢で施設に入るのにいくらかかるか。1ヶ月十数万かかる、いくら貯金していても支えられない。それは自分自身もおなじ、早い時期に病気で障害者になってもびっくりするほど、国の保障はない。長いこと健康でいること、健康に時間とお金を投資する他ない。運動なり規則正しい生活、食事。
4、氷河期40代独身、ある程度の資産はあるがそれは20代の時に貯めた100万を一世一代の大勝負と思って全額株投資に突っ込んだから。
金が無いと得られる知識も少なく、ないない状態での投資は捨て身の覚悟がないと無理だと思う。失敗したら無一文の路上生活か生活保護だよ。その覚悟ありますか?って言われて普通はありませんってなるよね。自分は20代の時に動いたから失敗も覚悟の内だったけど、40代の今同じことできるかって聞かれるとやっぱり躊躇うのだと思う。たぶん、こうやって格差が広がるんだろうね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/61e8e9f80ed60cb1eddc1b6dedeac28a25a53a25,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]