事件概要：日本では、未だに「男は仕事、女は家庭」といった性別役割分業が根強く残っており、これが少子化や未婚化の原因とされています。中でも既婚男女の年収分布において、女性の32％が無業者であるのに対し、男性ではほとんど無業者がいません。ジニ係数は0.718に達しており、これは24カ国中最も高い数値で、日本の男女間の収入格差が異常に大きいことを示しています。

この格差が性別役割分業の強さを表し、女性にとって結婚はデメリットが多く、結果として少子化が加速しています。

コメント：社会における性役割分業の構造が、依然として未婚化と少子化を助長している現実は非常に厳しいものです。この根強い伝統は、過去の価値観に基づいて女性を家庭に押し込め、男性の収入だけで家庭を維持するという理想を押し付けています。しかし、現代の社会構造では、共働きの必要性が高まり、女性も社会進出を果たさなければ家庭や社会の存続が危ういのです。

このままでは、男女間の収入格差はますます広がり、女性にとって結婚は逆に不利益をもたらす状況が続きます。この問題を解決するためには、まず性別に関する固定観念を取り払い、男女平等の社会を目指すことが不可欠です。具体的には、企業の働き方改革や育児休暇制度の充実を進め、男女ともに家庭と仕事を両立できる環境を整えることが求められます。

また、教育の現場でも、男女平等を意識した指導を行い、性別に依存しない価値観を育むことが重要です。最終的に、社会全体が性別に関する固定観念を捨て、個々の自由と平等を尊重する時が来るべきです。

ネットからのコメント

1、女性が子供を産んで、その子供を保育園に預けて、お母さんは仕事をするって事が子供も親も果たして幸せなんだろうか？もし、女性が仕事をしなければ、男性の稼ぎだけでは生活が出来ないと言うなら、その仕組みこそを変えなければならないじゃないでしょうか？今の政府のやり方は女性に対して子供を産んだ上で社会に出て日本経済を回して欲しいってやり方はめちゃくちゃだと思う。

2、少子化については考え方は逆じゃないかな？日本より女性の社会進出が進んでいる欧米も少子化は進んでいる。逆に女性の権利が極端に制限されているイスラム諸国には少子化問題は少ない。正しいかどうかは別にして、少子化問題だけを考えるならば男性が仕事、女性が家庭の分業制になっている方がいいと言える。でも、それは許されない時代になっているでしょう？女性の社会進出と子育ての両立を目指す世の中を模索していくしかない。

3、こういう考えは日本の経済と本当に相性が悪いのだと思う。やればやるほど経済が停滞すると思う。働き方改革も同じだったね。男性がモーレツに頑張ってた時代のほうがはるかに経済の成長はあったような気もするよ。これをなんとかしようと思うなら教育の段階から根本的に変えないといけないことがたくさんあると思う。そうしないと経済と両立しないと思う。

4、就職氷河期世代の2児の母、フルタイムです。仕事、子育て、家事…毎日毎日戦争です。いくら働いても給料が上がらなかった30年、主人の協力無しに自分でもよくここまで踏ん張ってこれたな！と自分自身を褒めてあげたいです。ただ、会社の若い女性陣は、私達就職氷河期世代のような疲弊する働き方を反面教師に、結婚はすれども子供は産まない選択をしています。なんだか申し訳ない気もしますが、私も下の世代も悪くないんです。世の中が悪すぎるんです。もうこれ以上、女性にいろんな事を押し付けないで下さい。