8月14日、北海道知床半島の羅臼岳で、東京都から来た26歳の登山者がヒグマに襲われて死亡しました。男性は友人と離れ1人で下山中に道幅の狭く、見通しの悪い地点でヒグマと遭遇しました。通報者の友人がヒグマを退けるために素手で抵抗し、クマよけスプレーを試みましたが、スプレーはヒグマに対応した製品ではなく効果を発揮しませんでした。
男性を襲ったヒグマは、現場近くで駆除された母グマであることがDNA照合で判明しました。駆除されたヒグマは11歳で、過去に人へ積極的に接触する行動が目撃されていたということです。事故を受けて、町役場には全国から150件以上の意見が寄せられ、管理体制や対策に関する批判や提案がありました。
今回の事件は、知床という自然遺産が抱えるヒグマとの共存の難しさを浮き彫りにしています。まず、なぜ適切なヒグマ対策が行われなかったのか、対応の遅れが事故につながった可能性があります。知床地域の「人慣れ」したヒグマの存在は、野生動物との距離を保つ上で深刻な問題です。行政機関間の連携不足も背景の一つで、異常な制度の欠陥とも言えるでしょう。これを改善するためには、まず現地でのヒグマの行動をより詳細に監視するシステムと、入山規制の判断を迅速に行える体制を整えることが必要です。
さらに、地元住民や観光客への教育を強化し、クマと人との距離を厳密に保つ必要性を伝えることも重要です。知床の自然遺産としての価値を守りつつ、安全を確保できるよう、根本的な改革が求められています。この問題を解決しない限り、知床の魅力は失われ続けてしまうでしょう。
ネットからのコメント
1、共存が難しいなら全頭駆除の一択でしょ。それか熊の命が大事な人達に現地で調教してもらうか。ハンターも命懸け。ならば反対する人も命懸けてから反対すればよい。熊は駆除して食べればよい。意外と美味しいよ。
2、7月からたびたび目撃されて事件の2日前にはつきまとって来たと言うこと注意の看板等はあったけど一旦入山禁止にすべきだったと思いますせめて今後はこの事件を教訓として新たな犠牲者が出ないようにと願います
3、簡単な話で人に危害を加えるから駆除する。もっというと、どんどん駆除しないからこうなった訳であるし、もっと頭数制限をするべき。それが、人間のせいと言うなら苦情の電話などせずにもっと保護活動やあなたたちのいう共生を実現できるように示してほしい。お電話一本気軽にクレームだけでは、誰の賛同も得られないし、それこそ一番無責任な態度だと思います。あまりにも、そのようなわがままで非現実的な事を言うようなら、それこそあなた達こそ脅威だと思います。とにかく共生できる方法を示してほしい。期待しています。
4、これは苦情を入れる相手が間違えてて、人を恐れなくなったゆえに熊鈴が鳴ってても平気で人前に出現して、そして結果的に襲ってしまうきっかけを作ったのは、観光客が餌付けをしたのが大きい。だから子熊も一緒に処分するしかなくなったのも、ルールを無視して餌を与えてる観光客が原因なのに、むしろ迷惑してる地元に苦情の電話を入れるのは筋違いだし、何も理解できてない人がここまで多いのかと驚くし呆れる。
これと同じなのは他でも見られることで、例えばウサギ島で有名な大久野島でも、食べ物を放置するとカラスが大量発生してウサギに危害を加えるからやめるように言われてるにも関わらずキャンプの食料の残りを放置して帰るのもいてカラスが増えてウサギは激減してるし、他にはハロウィンの渋谷でも路上にゴミを捨てる大人がいたりと、有名になって人が集まると、どうしても常識やモラルが無いのまで引き寄せてしまうのが悩みどころ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9d2c0c89681eba6260de126f5a0dee071bcf01cb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]