2023年、大手中古アニメショップが東京・秋葉原や、大阪・日本橋の店舗で一部アニメグッズの買い取り・販売中止を発表し、話題になりました。その対象は、「けいおん！」や「ぼっち・ざ・ろっく！」などの人気作品です。背景には「推し活」ブームによるグッズの過剰供給があり、中古ショップで在庫過多が生じています。加えて、アニメの流行が短命であるため、中古ショップには大量の売れ残りが積み上がっている状況です。

ランダム商法による販売が転売ヤーの活動を助長し、市場の不安定さが問題視されています。乱立するグッズの存在が、アニメ市場の商業主義や転売の温床となり、業界の未来に不安を投げかけています。

現状、アニメ市場における商業主義は過度に進行しており、各種グッズが乱発され、その販売方法には多くの問題が存在しています。特にランダム商法は消費者を不安定な購買行動に駆り立て、結果的に中古ショップや転売市場に過大な在庫を積み重ねる原因となっています。この状況は業界が利益の追求に傾倒している証であり、全体として過度な商業主義が社会的責任を軽視していることを示しています。まず、販売方法を見直し、特にランダム商法の規制を導入することで消費者の負担を軽減することが考えられます。次に、グッズの製造サイクルを改善し、供給過剰を抑制する仕組みを形成するべきです。

また、転売ヤーの活動を抑止するために、流通の厳格な管理と監視体制を整えることも必要でしょう。最終的に、日本のアニメ市場が未来を見据えて持続可能性を追求しなければ、これまで培ってきた文化が商業主義に飲み込まれる恐れがあります。この危機を鋭く認識し、迅速な改革を求める時が来ています。

ネットからのコメント

1、最近のやり方は少しひどい。このようなガチャはやめるべきだと思う。欲しい人が注文販売で購入出来ればいいように思う。また、転売防止の為にも購入時のマイナンバーカード提示とシリアルナンバーの付与もセットにしてほしい。

2、予約して受注生産をしている良心的な会社もあれば、転売ヤーとグルと思われる予約数を極端に少なくして、予約と同時に在庫ゼロ。そして数回抽選販売を繰り返す。欲しい人を煽る。買えない人は転売ヤーから何倍もの値段で購入する。余剰在庫抱えたくないなら、受注生産が良いのだろうが、時間がかかる。今はフリマサイトもあるので、必ずしも買取ショップに持ち込まれるとも限らないが、イベントのランダム販売は主催者からしたらドル箱なんだろうな。

アクリルスタンドが何故あんなに高いのかは疑問。

3、アニメに限らず、Vtuberなんかもそうですね。推し方は自由なので買う買わないも自由ですが、グッズの購入がもはや強迫観念となっています。買わないといけないと思い始めたらおしまいです。企業側はその心理を知った上でグッズを売り出しますが、その先にあるのは推し疲れでしょう。好きな物を身の回りに置くのは心の健康に良いですが、数点あれば十分です。

4、ランダム商法、売る方には(在庫面で)メリットがあるので全面否定もしにくいのだけど、ただ単価は考えてほしいと言うの切実にある。具体的な金額は個人差もあろうが、1000円を超えると確実に抵抗感は増えると思う(自分はもう少し下の金額かなぁ)。買取拒否の話があるのは知らなかったが、需給バランス的にそうなるのはやむを得ないというより当然、と言う気がする。全体の数量と価格、見直す時期なのでは？