2019年4月、東京・豊島区東池袋で妻と娘を亡くした松永拓也さん(39)が「交通事故と誹謗中傷」をテーマに埼玉県の学校で講演しました。事件では当時87歳の男性の車にはねられ、妻真菜さん(31)と長女莉子さん(3)が死亡。加害者は服役中に93歳で死亡しました。松永さんは講演で「交通社会の危険性」やSNSでの誹謗中傷について訴えました。
彼は「他人の命や人生を尊重する」重要性を強調し、誹謗中傷の動機として「むしゃくしゃした」「目立ちたかった」といった理由が挙げられることを批判しました。松永さんの講演回数は100回目となり、社会の改善につながると述べています。

事故とその後の誹謗中傷についての松永さんの講演は、社会問題の深刻さを浮き彫りにしています。まず、事故が高齢者によって引き起こされた問題があるため、高齢者の運転能力を適切に評価し、運転ライセンスの更新プロセスを厳格化することが求められます。制度の欠陥が露呈しているのは、これまでの交通行政の対応が十分ではないことです。次に、誹謗中傷が現代社会において感情の捌け口となり、それが他者への深刻な攻撃として現れている問題があります。これに対する解決策として、SNSプラットフォーム側の監視機能の強化、法律での厳罰化、教育現場での感情と行動についての指導の強化が必要です。
命の尊重を忘却することは、社会の根幹を揺るがすものです。未来の社会を創るため、我々は制度の改善と共に、個々の意識の変革が急務です。
ネットからのコメント
1、87歳の高齢者が池袋で車を運転するなと言いたい。池袋なんて電車がたくさんありますよ。オートマでは基本右足しか使わない。操作ミスではなく。認知症や認知機能の低下でペダルを踏み間違えたのは明らかだ。車はアラームは鳴っても強制的に止まる機能はついてないでしょう。75-80歳の免許更新の方は免許センターで実技をキチンと見てダメなら免許取消をするしかこういう事件をなくす方法はないです!
2、3人で人生始まったこの言葉だけで涙が出そう。娘さんが産まれた時には強く握ってくれた娘さん、愛してると握った奥さんの手。慰安室で握った手は生きていた頃の温かい手ではなく、冷たくて固くなってしまった握り返さない手。話しかけても答えてはくれない。笑ってくれない、怒ってくれない、全く動かないのですから…。応援しか出来ないが、誹謗中傷などに負けず頑張って欲しいですね。
3、この事故はある意味特殊だった。上級国民がいつまでも容疑者ではなく委員長などと呼ばれ続け、アクセルとブレーキの踏み間違えを認めず(それ自体認知機能の低下、足の感覚の鈍り)、しまいにはトヨタのせいにしていた。当事者家族でなくても怒りが収まらなかった。更に、家族のために真相究明に辛い中向き合っているのに、被害者に誹謗中傷する人がいる。信じられない人がたくさんいるんだとがっかりした。どうかこの先の人生、難しいことだが幸せに暮らしてほしい。
4、元F1ドライバーの方が『運転が上手い人ってどんな人だと思いますか』と質問していた。運転のテクニックが上手い人でもスピードが速い人でもない、答えは真剣に運転をする人ですと。運転は真剣だと疲れるんですということも言っていた。それが今も頭に残っています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4481f4b9736c5e7d8dd8b80e272853fc421dfb24,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]