ロシアのラブロフ外相は28日のインタビューで、日本の高市早苗政権下での軍備拡張を批判しました。ラブロフ外相は、高市首相が台湾問題に関する国会答弁で「存立危機事態になり得る」としたことや、日本政府が2026年度までに過去最大の防衛予算を計上する方針を示していることから、日本の軍事化が地域の安定に悪影響を及ぼすと懸念を示しました。

また、日中関係における緊張を踏まえて、ロシアは台湾問題に対する中国の立場を支持するとしています。

こうした状況において、高市政権による軍備増強が地域の安定を脅かすという批判は、私たちが見過ごすことのできない重要な課題です。日本政府は、地域の安全保障環境の変化を理由に防衛費を増やすとしていますが、これが実際の安全にどのように寄与するのか、明確な説明が求められます。まず、軍事力の増加が直接的に地域の緊張を和らげるわけではないことを認識する必要があります。さらに、防衛戦略の透明性を向上させ、近隣諸国との対話を進めることが重要です。最後に、軍事力以外の平和的手段、例えば外交的努力や経済協力にももっと重点を置くべきです。この議論は、日本の将来の方向性と価値観に深く関わるものであり、国際社会との協調による信頼構築こそが真の安定をもたらす鍵であると言えるでしょう。

ネットからのコメント

1、平和ボケした日本人は核兵器反対と無責任な事を叫んでいるが、日本の核武装が急務です。戦争を起こさないためにはなによりも相互確証破壊、つまり相手国と戦力が拮抗することが必要です。ウクライナ戦争でもうすでに学習したでしょう。もしウクライナが核を保有していればロシアは攻撃出来なかったことを。日本は通常兵器だけ軍備増強しても何の意味もありません。それはすでにウクライナがやっていたことです。戦争の抑止力としての決定打は核を保有しているか否かということに尽きます。これは世界の軍事バランス上のコンセンサスでもあります。インドとパキスタンは戦争をしていたがお互いが核を保有したとたん戦争が停止しました。日本は核廃絶などというお花畑的な考えを捨てて、抑止力を持つための核武装へと議論が進むべきだと思います。

2、どの口が言うとりますか。中国を支援するならロシアぐらいしかいないだろうとは思ってはいるが、日本に対して軍事化しているなどとよく言えるなと思います。東アジアの平和と平定を、中国とロシアが脅かして常に緊張状態にあるというのに。

この2カ国がいなければ、世界はまだまだ、もっと平和になっていただろうと本気で思う。日本は、これらの国に対して外交力と経済交渉を強化して対等化するためにも、しかるべき武器を持たなければならない時期にあると思う。そのための議論も早晩開始しなければならないと思われる。

3、そもそも日本が防衛費を増やしているのはあくまでも防衛力を高めるためで、軍事侵攻能力を高めるためではない。内訳を見れば分かることで自衛隊員の待遇を良くするとか迎撃ミサイルを購入したりドローンの研究をするなどがメインで、防衛費を増額するから軍事大国化という捉え方は国際情勢や現実認識力に乏しく、理念や思想といった心情に寄った捉え方であり、およそ現実的とは言えないしあまりにも極端な意見だと言える。そういう極端な意見というのは結局は現実性が薄く、日本としてはそういう考え方もあるぐらいに留めておけばいいと思う。

4、軍事化と非難している中露北こそ、現実には最も急速に軍事力を増強しているんですけど。中国は核弾頭数を急増させ、台湾周辺や尖閣諸島で軍事・準軍事行動を常態化させています。

露は言うまでもなくウクライナを侵略し、核の威嚇を繰り返し、北朝鮮も日本を射程に収める核・弾道ミサイルの開発を止めていません。日本の防衛費増額や抑止力強化は、侵略を企図する国に対し超えてはならない一線を示すための最低限の対応に過ぎません。専守防衛の枠内で備えを強化することを軍事化と呼ぶのは、加害者側の論理であり、現実を逆転させたレッテル貼りです。抑止とは、戦争を起こさないために力を持つことであり、無防備でいることではありません。露が台湾有事で中国支持を明言しています。日本だけが理想論にとどまり備えを怠れば、それは平和ではなく、力の空白を生むだけです。歴史が示す通り、力の空白は必ず侵略を招きます。