静岡県伊東市で行われた出直し市長選は、田久保真紀前市長の学歴詐称問題に端を発し盛り上がりました。5月の市長選で初当選した田久保氏（55）が、6月に東洋大学卒とされた学歴に疑惑が浮上し、大きな混乱を巻き起こしたのです。同氏は9月に不信任決議により市議会を解散し、再び市長選に立候補するも敗北が確定しました。この選挙では過去最多の9人が立候補し、混戦となっています。

田久保氏の騒動は、伊東市に1億円もの選挙費用を伴う事態にまで発展し、有権者の「田久保市長疲れ」という言葉が、市の混乱を象徴しています。

田久保氏が引き起こした一連の出来事は、政治家の透明性と誠実性に対する欠如を示しています。学歴詐称疑惑とそれに伴う不信任決議は、市民に対する重大な裏切り行為であり、これが公費1億円をも浪費する結果となったのは極めて遺憾です。本件の本質は、政治家個人の信用問題が市全体の混乱を招いた点にあります。解決策として、まずは選挙候補者に対する徹底した背景チェックを設ける必要があります。次に、市民への誠実な説明責任を果たすための常設監視機構を設立することが考えられます。そして、議会による不正防止のための定期的な政治倫理研修も不可欠です。市民の信頼を裏切る行為は、市政の土台を揺るがします。

透明性と信頼を回復するため、具体的な対策の実施が急務です。

ネットからのコメント

1、とりあえず良かったと思う。組織の長であるなら誠実かつ遵法精神があることが前提条件。何か不祥事があれば間違いを認め、真摯に謝罪する。できる限りの再発防止策を提示する。また、その程度によっては道義的責任、政治的責任を負う。つまり、潔く辞職する。このような当たり前のことができない人が多く、選挙による貴重な税金の無駄遣いが増えている。政策や国との連携は前提条件をクリアしている人に求めるべき。

2、これで完全に市長の座を降りたことになりますが、市長を降りてしまえば警察も遠慮なく動けそうですから、　田久保氏に任意の事情聴取や謎の東洋大の卒業証書らしき物の提出を求めたりするんでしょうが、まさかその謎の東洋大の卒業証書らしき物は既に存在しなくて、紛失したとか、処分したとかで押収できないままとなってしまい、証拠不十分なまま決着してしまうんじゃないかと、そんな予感もします。

3、万一当選でもしたら、どうなることかと心配していたので、伊東市民として本当によかった。

ただ、やらなくてよかった先の市議会議員選挙と今回の市長選挙にかかったおよそ1億円は田久保氏に出来る限り支払ってもらいたい。また明日以降、静岡県警・伊東警察署は田久保氏自宅、関係事務所の家宅捜査への早期着手をお願いしたい。

4、ヘンな悪い夢からようやく覚めることができた、みたいな気分じゃあないでしょうか？　多くの伊東市民の皆さんについては。今年に似たような騒ぎで有名になってしまった地元群馬県の元市長は、今日に支援者たちとのクローズドな会合を開いて、意欲的なところを見せた……という報道もあって。いやホント頼むから、この伊東市のニュースをしっかり直視したうえで、最低限度に『まとも』な判断をしてほしいと望むところです。