事件概要：2023年8月9日、第107回全国高校野球選手権大会の1回戦で、聖隷クリストファー（静岡）が明秀学園日立（茨城）に5－1で勝利した。聖隷クリストファーは創部41年目で甲子園初出場。2021年秋の東海大会で準優勝しながら、22年春の選抜大会には選ばれず、選考過程に対する批判を呼んだ。浜松市長（当時、現静岡県知事）の鈴木康友氏は「選抜高校野球史上、大きな汚点」とし、選考ガイドライン作成のきっかけとなった。

コメント：聖隷クリストファーの選抜大会落選からの甲子園初勝利は、感動的な物語だが、同時に選抜選考の不透明さを露呈した過去の問題が浮き彫りになる。2021年秋の東海大会で準優勝したにも関わらず、実力を証明した選手たちが無視されるという現状は不公平を感じざるを得ない。このような選考の不明瞭さが、野球の成績だけではなく、選手たちの士気にも影響を与えかねない。今後は選考基準の透明化をさらに徹底し、スポーツの公平性を保障することが重要だ。例えば、地域ごとの選出枠の見直し、外部評価委員会の設置、過去の選考履歴の公開といった具体的な改善策が必要だ。選手たちが実力を認められる場を提供することで、未来の才能を輩出し続けることが求められる。

ネットからのコメント

1、静岡県（山梨も入るかな？）という場所が微妙な立ち位置で東側は関東、東日本感もあるけど西側は東海、中日本感もある場所なんですよね。

静岡2校だと選抜ゼロになる東海三県（愛知・岐阜・三重）で春の選抜がまったくメディアで取り上げられず困った主催の毎日新聞はじめとするメディアからの圧力が選考委員側にあったんじゃないかと散々言われています。

2、確かスコア的に見たら大垣日大の方が優勝した日大三島に大差をつけられてたんだよな。だから準優勝の聖隷クリストファーはまず当確だろうと新聞社各紙は予想してたけど、それが大どんでん返しになったんだからそりゃ批判されるよ。結局高野連は自分達の都合しか考えてないんだよね。甲子園に出たこともないチームよりも甲子園で名の通ってる大垣日大を選んだ方が自分達にプラスに働くし、大垣日大の長老監督へのゴマすりも兼ねてるからね。ある意味その自分達の都合というのは今回の広陵事件にも繋がっている。

3、サンスポだけでなく当時スポーツ報知、デイリーも大きく採り上げてくれたあれだけ問題になっても日刊スポーツは選手権主催系列で波風立てたくないためか中立残りの2社は系列毎日と中日新聞の愛知岐阜東三重の東海3県販売重視の立場で選考賛成側にいたそして今もそこはタブーなのか振り返る記事は書かれていない世間は忘れてないからな

4、この前にも謎の選出があった時に、単純に地区大会の上から順に選出なら「選抜」の意味がないという選考委員もいた。確かにそうなのだが、この時は、大垣日大がクリストファーより大差で日大三島に負けたので余計批判された。あとは某S監督の孫を甲子園に出したい見えない力が働いたという声も。