大阪市中央区宗右衛門町で午前9時50分に発生したビル火災では、近隣店舗の20代女性客と消火活動中の男性消防隊員5人が救急搬送されました。この火災で、大阪市消防局の浪速消防署に勤務する二人の消防職員が殉職しました。一人は55歳の消防司令森貴志さんで、午後0時45分に死亡が確認されました。もう一人は22歳の消防士長友光成さんで、午後0時51分に死亡が確認されました。
二人は浪速消防署恵比寿出張所の小型タンク小隊で、建物内消火活動中に6階で取り残され、救出されましたが搬送先の病院で死亡が確認されました。大阪市の森市長は、二人の犠牲を悼み、今後も火災事故の悲劇を防ぐために全力で取り組む意向を示しました。
この度の事故は、公共の安全がいかに脆弱であるかを示しています。まず、消火活動中の安全管理が徹底されていたのか、疑問が残ります。消防士たちは日々の訓練で緊急事態に備えていますが、今回はその彼らが命を落とすことになった背景には、制度的な不備があると言わざるを得ません。まず、消防士の安全確保を第一に考えたガイドラインの徹底が必要です。次に、建物の状況を予測しやすくするための先進技術を駆使した事前チェックやリスクアセスメントの強化が求められます。さらに、隊員間の緊密な連携を支えるための通信機器や技術のさらなる強化も必要です。
何よりも、命を守るはずの機構が逆に命を奪うようなことがあってはなりません。各施策を講じ、勇敢な隊員たちが安心して職務を全うできる環境作りが急がれます。
ネットからのコメント
1、お二人が、6階で発見されたという事だが、恐らく消化活動しながら、逃げ遅れた人がいないかを確認しに、いち早く上の階まで行かれたのだろう。消防士という仕事では有るが、自己を犠牲にして、他者を救いに行く気持ちに涙が出ます。きっとこのお二人にも、大切なご家族が有るのでしょうが、その残されたご家族と、亡くなられたお二人の消防隊員に、心からお悔やみ申し上げます。
2、ビルで火事が起きればエスカレーターは止まりますよね。散水ホースを抱えて6階まで階段を上がるのでしょうか。照明は消えて何も見えず、ただでさえ暑い中での消火並びに救助活動は、想像を絶する過酷な状況と思います。
日頃から鍛えておられたであろう消防士の方もお二人が殉職とは、お気の毒で言葉もありません。それが仕事といえども、どうかご自分の命を守ることも使命としていただきたいです。
3、消火活動中に亡くなられてしまった消防隊員2名の方のご冥福をお祈りいたします。消火活動に尽力してくださった消防隊員の方がなくなられるのは非常に残念なことだと思いますし、年齢や職業で命の大きさが変わるわけではないのは重々承知していますが22歳で若くして亡くなってしまった消防隊員はこれから消防隊員人生の夢半ば、大ベテランの55歳の小隊長の消防隊員は定年まであと数年で老後人生がスタートしていたと思うと不憫でなりません。
4、改めてこの事故で消防隊員の方々が命をかけて仕事に望んでいるのか分かりました。火災中に建物が崩れることはよくあると思いますが、救出中に崩れてきたらどうしようもないですよね。ただでさえ火災現場は熱いのに、この猛暑も相まって本当に消防隊員の方々にとって大変な時期だと思います。そんな中で自分の命の危険もあるのに人を助けるこの仕事をしてる方には本当に頭が上がらないねす。
これからも大変なお仕事だとは思いますが、人の命のために頑張ってほしいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/56b1cffdab701f584ce886521ddda0c139d3e29d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]