働きながら目指せる北海道旭川市の准看護師養成学校が存続の危機に瀕しています。地域医療の担い手であり、再チャレンジの受け皿ともなる准看護師は、2年で資格を取得可能ですが、ここ10年で専門学校は激減し、医師会運営の2校も閉校を予定。受験者減少による採算悪化が原因で、実際、ある学校では受験生が113人から2025年度には33人にまで減少しました。

制度廃止論もあり日本看護協会は撤廃を主張、一方で日本医師会は必要性を訴えています。看護師と准看護師の業務に大差はないものの、高度医療対応力の点で課題も指摘され、制度のあり方が問われています。

准看護師養成学校の減少は、地域医療の継続に大きな影響を及ぼしています。多様な背景の学生に対して柔軟な学びの場を提供するこの制度は、働きながら資格取得を目指す人々にとって貴重です。しかし、制度の廃止論により存続が脅威にさらされています。問題の本質は看護師制度と准看護師制度の矛盾にあります。具体的な解決策として、まず准看護師の役割を再評価し、職務範囲を明確化することが必要です。次に、経済的支援や奨学金制度の強化により受験者増加を図ります。最後に、医療現場での准看護師の存在意義を再認識し、地域医療連携を強化します。

看護師制度の変革が必要な現状で、准看護師制度を支えることで地域医療を守り抜くことが重要です。

ネットからのコメント

1、准看護師は、戦後に病院が急増し、看護師不足を補うためにできた制度です。　それ故でしょうか、准看護師学校は中卒から入学できます。色々な方に門戸を…は良いですが、中学出ればいい方の戦後に比べて、今、中卒は…ねぇ。

実は私自身も准看護学校、社会人になってから入学しましたが、中卒の方いましたが、やっぱりそれなりの方でした。理由は控えますが、途中で辞めてしまうという。2年で確かに准看護師免許は取れるけど、入学してくる層は、決して良い層ばかりてはないので、淘汰されるのは仕方がないかなと思います。だったら、絶対３年の正看護師学校をおすすめします。学習内容も大分違います。

2、准看護師の学校は夜間や昼間定時が多かった。働きながら行くのが基本だったのが病院と卒業生のトラブル、働かずに通う学生が増えたため廃校が増えた。医師会は正看護師より安い働き手として廃止を嫌がったが看護協会は看護師の地位向上を謳って廃止に流れ出した。というのが歴史なのに賃金上昇を進めるべき時代になんだこの記事は？准看護師の身分もその後の教育の整備も改善されてないのに地域医療の担い手として担ぎ出すのはあまりに無責任では？

3、現状では、看護師の学校や大学は増えていて、年々採用者が余ってきている現状があります。辞める人も多いため、看護師不足は続いてますが⋯。

准看護師の成り立ちからすると、その必要性は少ないと思う。知識も准看護師と正看護師では全く違うし、制度を改める時期に来ていると思う。

4、看護師と准看護師。医療施設での仕事の内容はほぼ同じ。患者からは両者のく別はできないだろう。しかし、医療従事者としての「格」は全く違う。准看護師は医師や看護師の指導・監督の下で医療行為を行う資格なので、たとえ10年勤務した経験豊富なベテランであっても新卒の看護師の下役だ。もちろん、看護師を束ねる主任以上の役職に就くこともでず、給与面でも不利だ。人件費を節約したい病院側には都合のよい資格かもしれないが、本人によいことがあるとは思えない。医療現場での看護師不足は深刻と聞く。職業としての訴求力を上げるためにも准看護師制度は廃止し、看護師に一本化することが望ましいだろう。