8月5日に甲子園で開幕した第107回全国高校野球選手権大会の第1試合前、始球式でハプニングが発生した。創成館(長崎)と小松大谷(石川)の試合前、女子軟式野球部の森本愛華投手(中京大中京)がマウンドに立ち、上空のヘリコプターからボールが投下される演出が予定されていたが、最初の投下は失敗。ヘリは左翼後方に移動し再度登場、2度目でようやくボールが落下し、無事に始球式が行われた。
観客は終始温かい反応で選手を後押しした。
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演出の失敗に終始せず、観客の温かさや選手の落ち着きが印象的だった。誰にとっても思い出深い舞台で、こんなハプニングが起きたら、不安や焦りがあって当然だ。それでも森本さんは動揺を見せず堂々とマウンドに立ち、観客も拍手で支えた姿は、むしろこの大会の希望を象徴していたように思う。人生には予定どおりにいかない瞬間があるが、それをどう受け止めるかで物語が変わる。この経験が、きっと森本さんの中で大きな自信となって残るだろう。たとえ少し不格好でも、それを乗り越えた姿にこそ、本当の拍手がふさわしい。
ネットからのコメント
1、この始球式セレモニー必要ですか?創成館の選手たちは守備位置でずっとボールを待っていたのは可哀想。ならばボールが落ちてきてから守備位置に行ってからで良かったのに。
選手ファーストとさんざん言ってるのに結局はイベントファーストになってるのでは?
2、強風のためにボールを落とそうとしたけど上手く落ちなかったみたいですね。ちょっと移動してる間に落としやすいように調整してまた戻って落とした、そんな感じかな。ともあれこういうハプニングは微笑ましい程度のものなので、現場にいた方は逆に盛り上がったんでしょうね、良い思い出になるかもですね。しかし甲子園周辺は風が強いのでヘリを使った演出は結構気合入ってますね。
3、「こういうトラブルが起こって試合が遅れるなら、始球式はやらない方がいい」というような意見もありますが、自分は始球式はすべきだと思いますね。今回の始球式を務めたのは、中京大中京の女子軟式野球部の森本愛華さん、捕手を務めたのは横浜隼人の平野将梧さんでした。お二人は男女混合の5人制野球、ベースボール5の日本代表として、ユースアジアカップの初優勝に貢献しました。9人制野球でなくても、男子の硬式野球でなくても様々な分野で活躍している高校生はいて、始球式はそのような高校生を称えて、知ってもらう機会になると思います。
今回のこのような背景を踏まえても、始球式をなくすべきだと簡単に言えるでしょうか?もちろんトラブルを未然に防ぎ、円滑な進行のための対策は必要となるでしょうが、始球式というものを簡単に「なくした方がいい」なんて言わないで欲しいです。
4、テレビで観てました観客席からは「もう一回」コールもあって騒然というよりハプニングを楽しんでいるように思いましたが。初めての時間でいろいろ想定外もあるでしょう。開会式は時短を念頭に置いたお話やスタッフ側の高校生を日陰に配置させるなど様々な試みがされていましたしまずはお疲れ様でした、と言ってあげたいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b372b7fda8a39cb62ae4187772d380ed02d81388,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]