仙台市宮城野区の総合運動場近くの交差点では、通常の青信号ではなく赤信号の下に三方向(左折・直進・右折)の矢印が表示される信号機が運用されています。この方式は、交通量が多い交差点で歩行者と車両の交錯を防ぎ、安全性を向上させる目的で採用されています。具体的には、対向車線や歩行者信号が全て赤になるタイミングで片方向のみ矢印信号を出すことで、車両のスムーズな運行と巻き込み事故の防止を図っています。また、市内の箱提交差点などでは「右左折車両分離方式」によりさらに高度な信号調整が行われており、車と歩行者の安全を確保しています。

都市化が進むにつれ交通量の増加が避けられない現状で、今回紹介された「矢印信号」を取り入れた交差点の設計は、事故防止や渋滞解消には有効な一手です。
しかし、その根底には緊急の改善を迫られる交通インフラの課題が見え隠れしています。例えば、三方向矢印の運用は確かに巻き込み事故のリスクを減少させますが、根本的には周辺道路や歩行者専用エリアの整備不足が引き起こす問題を暫定的に解決しているにすぎません。
制度の欠陥として、現在の車両優先型の道路計画が抱える歩行者への配慮不足が挙げられます。対策としては、1) 長期的な歩道拡充計画の導入、2) 信号機の視認性を高める工学的改善、3) ドライバーや歩行者への交通安全教育の強化が必要です。
さらに、この種の信号設計は、信号ルールに慣れていないドライバーに混乱を与える可能性も懸念すべきです。安全を重視するあまり複雑化したシステムで事故が誘発されては本末転倒です。これを契機として、交通インフラの根本改善を求める声が社会全体であがるべきでしょう。
ネットからのコメント
1、3方向青矢印ではなく、対向車線だけこちらからはわからないタイミングで赤になり、こちらの右折がしやすくなる交差点が地元にあります。正に3方向青矢印を導入してもらいたい交差点です。
二桁国道で大型車普通車ともに4車線でかなりの速度で通行しているため、3方向青矢印にしてもらえると、右折を始めるタイミングも早くなり、渋滞緩和にも寄与すると思いました。
2、費用が掛かる事は当然で無理もない話ではあるけど「時差式信号」は全てこの方式にしてもらいたいのが本音ではあるが、最低限「右折矢印青信号」は全てに設置してもらいたいですね!進行方向青信号であっても、対向車側が赤になっている事は相手車両完全停止しなければ確認し切れない。矢印青信号が無い時差式信号で多々遭遇するけど、対向車側信号が判らないのでせっかくの時差式でも発進せずに留まっているドライバーも多々。日常利用している交差点や、歩行者用信号の変化である程度は憶測出来るが・・・憶測での運転は危険であるし。三方向矢印青信号は本文にあるように渋滞状況によって柔軟な運用で交通量調整が出来て非常に好ましいと共に、相手側が赤である事を明確に判るのでスムーズな動きが得られてムダも発生しない。時々せっかくの時差式も状況読み取れずに発進しない先頭ドライバーの為にムダな時差のままに赤に変わってしまう事も。
3、この三方向矢印信号は1985年頃に栃木県の宇都宮駅近くで初めて見た。最初は「青で良いのに」と思ったが、「対向が赤であることを判らせるため」と気づいた。宇都宮市の中心部は宇都宮線(東北本線)で東西に分断され、駅近くの線路をくぐるガードなどは交通量が多いことから渋滞の発生を少しでも避けるために考えられた三方向矢印信号だと理解した。
4、なるほど。対向の信号は赤なんだ。右折レーンがあるが右折矢印がない交差点がある。交通量は多い。右折待ちの間に信号が赤に変わってしまいそうだ。待ってるうちに対向車が止まった。でも、こちらの信号はまだ青だ。右折矢印がない代わりに対向の信号が先に赤になる仕組みである。始めてこの交差点を使ったとき対向の車は止まってるけど、右折していいものか一瞬考えたよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/79611f6ac635475fea07ed6fa7147894e1301a67,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]