電動キックボードや自転車による飲酒運転で、運転免許停止（免停）処分を受けるケースが急増している。特定小型原付き自転車の飲酒運転による免停は今年1～9月に77件、自転車は896件で、いずれも昨年の10倍以上の増加を示す。免許なしでも運転可能だが、違反が重大な場合、普通自動車などの免停につながり、刑事罰もある。増加の背景には警察の取り締まり強化と利用者増加があり、警察庁は交通ルール遵守を呼びかけている。

免停は最長180日で、都道府県の公安委員会が危険と判断した場合に処分が下される。

電動キックボードや自転車の飲酒運転による免停が急増する現状は、公共の安全に深刻な影響を及ぼし、決して軽視できる問題ではない。この不健全な増加の背後には、利用者の増加だけでなく、社会全体の安全意識の低下が潜んでいる。まず、交通教育の強化が求められる。学校や職場で交通安全教育を徹底し、飲酒運転がもたらす危険性を啓発することが重要だ。次に、警察による定期的かつ増強された取り締まりを続けることで、違反者に対する抑止力を強化するべきだ。そして、免停による処罰を重くすることで、さらなる犯罪抑止に繋げるべきである。飲酒運転は個人的な快楽と公共の安全との間にある価値観の対立を象徴しており、個の自由が社会の安定を侵害することは許されない。

この問題に対処することは、我々が安全で調和の取れた社会を構築するために不可欠である。

ネットからのコメント

1、もちろん飲酒運転は絶対にダメという前提だが、運転免許所有者には免停のペナルティありと言うならば、免許を取得していない違反者には同等のペナルティを科さないと不公平ではないだろうか。免許を持っていようがなかろうが、飲酒運転はダメと言うのは常識なのだから、違反者には不公平じゃない厳罰をお願いします。

2、運転免許証を持っているから反則金と「免許停止」の行政処分ですみますが、運転免許証を持たない人が自転車の飲酒運転をすれば、厳密には即刻「刑事事件」として検挙されます。今までは一般的に「弱者的」な取り扱いにて大目に見ていたのですが、この「のばらし」により悪質自転車規制を放置した付けが、いよいよ来年から取り締まり強化された形です。自転車も自動車と同様、車両として道交法の規制を受けることを念頭に、老若に関係無く年頭より自覚を新たかに据える必要があります。

3、自転車の取り締まりがようやく本格的になって、本当に「やっとか」という気持ちです。

横断歩道を平気で突っ切る、逆走は当たり前、無灯火にスマホ運転…あれだけ無法状態なのに今まで放置されてきたのが不思議なくらい。歩行者にも車にも危険を押し付けてきたんだから、厳しく取り締まられて当然。こういう取り締まりポイントがもっと増えて、ルールを守らない自転車が減ることを心から望みます。

4、電動キックボードを解禁した方がおかしいと思うが、簡単な乗り物だけに安易に利用されるのは目に見えてました。電動キックボードを自分で保有している人よりレンタルして載っている人の方が多いのではないかと思うので、レンタルする際に呼気の検査をしないとエンジンがかからないように業者側が仕様変更しておけば多少でも飲酒運転は防げるでしょう。