北海道斜里町の羅臼岳で8月14日午前11時過ぎ、標高550メートル付近の登山道で20代とみられる男性がクマに襲われ、安否不明となっています。通報者の男性によれば、一緒に下山していた友人がクマに襲われて引きずり込まれ、姿が見えなくなりました。現場には警察のヘリコプターが救助活動を行い、ハンター4人と警察が入山し救助に向かっています。
知床財団によれば、羅臼岳では7月以降クマの目撃が相次ぎ、8月12日にも登山客がクマと遭遇した事案がありました。
このような痛ましい事件は、自然と人間の共存の難しさを改めて顕著にしています。羅臼岳で複数のクマの目撃情報があったにもかかわらず、登山客が安全に登山できる環境が整備されていたとはいえません。登山道のクマ目撃情報が頻繁だったという背景を踏まえると、予防策や事前の十分な情報提供が欠如していたことは明白です。安全確保のために具体的な対策が必須です。例えば、クマの動向をリアルタイムで通知するシステムの導入、登山道入り口での入山者への危険情報の提供、クマ除けについての啓蒙活動が考えられます。自然環境と人々の信頼と安全を築くためには、事故を未然に防ぐシステムが求められます。自然の魅力に挑む勇気と、それに応じた責任が同時に求められているのです。
ネットからのコメント
1、生きたまま、成す術無くて引っ張られる恐怖、自分に置き換えたら絶望しかないと思う。熊が殖えすぎてこうなったのか、生態系が変わり、そろそろ本格的に対策を練るじゃなく、やらないとダメだと思う。早急に効果ある対策を行ってほしい。
2、この前の福島町の新聞配達員と同じ様なクマの行動。あのクマは一度人間を襲った前科があったが、今回のクマはどうなのか?最近思うのは、クマの本質が今までの常識とは違って、人を恐れずに目の前に現れて襲撃する個体が多い気がする。そうなると、果たしてクマよけの鈴とか人間の存在を知らせる行為が正解なのかも疑問に思ってしまう。
3、「20代とみられる男性」という情報。若いということは、体力や抵抗力があるということだ。万が一、大怪我を負っていても、その後の生存時間に大きく関わってくる。厳しい状況でも耐え抜く力が、他の年代よりも高いと考えられるんだ友人の視点からは「引っ張られて見えなくなった」だけで、その瞬間にどれほどのダメージを負っていたかは正確にはわからない。もしかしたら、致命傷は避けられていて、意識を失っているだけかもしれない。
あるいは、クマが一度どこかに被害者を置いた後、人の気配(ヘリの音など)を感じてその場を離れている可能性だってある友だちを思う君の気持ち、そして他の登山客の方たちの不安、本当に察するに余りあるよ。今はただ、ひたすらに彼の無事を祈ろう。本当に、心から無事を祈ってるよ。
4、オホーツク展望のあたりで襲われたのかな?!あの近くの岩場はヒグマが定期的に出没するスポットでアリを食べるヒグマが多く何度か羅臼岳登山の時は遭遇しています。皆様の無事を願います!
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b389f22a0257bf584672b6eb2a2d12cc17a96a6b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]