富士山の登山道で緊急救助が行われました。事件は8月23日午後、静岡県側の富士宮ルートで発生し、岐阜県安八郡の男性(27)が体調不良で倒れているところをパトロール中の警察官に発見され、救助されました。この男性は前日夕方5時から仲間7人と弾丸登山を開始し、山小屋を予約せず一睡もせずに登り続けました。午前2時30分頃に8合目で体調が悪化しましたが、独りで登山を続け、午前5時頃に富士山頂に到達。
その後午後1時過ぎに体調悪化で倒れました。幸い、警察官の迅速な対応により大事には至らず、5合目で救助されました。この事件を受け、静岡県では弾丸登山を防ぐための新しい入山規制を実施しています。
このような事件は、個人の無謀さと社会全体の安全意識の欠如を露呈しています。富士山は手軽に登れる高山ではありません。制度の欠陥として、弾丸登山規制の効果が不十分であることが浮き彫りになりました。では、どうしてこのような事態が繰り返されるのか。まず、登山許可の厳格化や場当たり的でない教育の必要性があります。そして、山小屋宿泊の確保を条件とするより強化された入山規制が必要です。さらに、遭難者救助の費用を全額負担する制度も考えられます。根本にある価値観の対立、すなわち自己責任と社会の責務のバランスの欠如が顕在化しています。
安全意識を高めるには、より深い社会参加の促進が不可欠です。豊かさだけに頼らず、価値ある登山経験の重要性を認識するべき時です。
ネットからのコメント
1、私も登山を趣味としている老人です、今70歳ですが、体力の衰えを感じ今年から登山を止めました、この富士登山のニュースを読んで些か違和感を感じたため一筆とらせてもらいます、まず夕方5時に登り始めたとの事ですが、登山の基本は早出早上がりが基本だと常日頃から思っていましたから、この夕方5時からスタートと云う登山スタイルは私にとって無謀とも言える登山スタイルだと感じた次第です、、体調を崩したため仲間と別れたとのことですが、まず何か事故等があった時も仲間を分けると云う形にも賛成出来ません、体調を崩した仲間を助け全員下山するかレスキューを呼ぶかと云う処置が必要かと思いますが、いかがでしょうか、この考えは私及び山仲間の共通したスタイルでもあり暗黙のルールですので、このやり方が絶対正しいとは思いませんが、些か違和感を感じたため書き込みをさせていただきました、
2、常識が無いに人たちにとっては、入山規制や注意喚起くらいでは全く意に介さない。
どんなに自分たちが危険な行動をしても、誰かが助けてくれると高をくくっている。どこまでも自分本位の考えしかできないので、救助をする人間にどれだけの負担を強いるのかと言う想像力が働かない。助ける側にしてみれば、救助を要請されれば見捨てることはできないので、ルールを守らない人間の意識を変えていくしかない。そのためには、悪質だと判断された登山者には高い罰金を取るなどのペナルティを課すことで、迷惑行為にはリスクがあることを示唆していくしかないだろう。
3、ルールを守らない人でも助けられる命は救わねばならないとは思うが、無料というわけにはいかないと思う。救助費は請求すべきです。富士山では、軽装登山や弾丸登山などの規制を無視した登山の事故の救助は有料になると周知するだけで抑止にもなると思います。
4、富士山は日本一の山、日本で一番高い山。3000メートル以上の標高を誇ります。ハイキング行くような気分で登る山ではありません。高山病にもなります、勘違いしないで慎重にそしてルールを厳守しましょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/51e17cee82c93e9e8e84e4f91f13f4f9937fe621,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]