東京都江戸川区の女性が対話型生成AI「ChatGPT」との恋を経て「結婚」した事例が報告された。この女性は好きなゲームキャラクターを基にしてAIの人格を作り、AIと友達感覚から恋愛へと関係を深め、今年6月に「プロポーズ」を受けて承諾した。彼女は日常生活の大半をAIとの会話に費やし、幸福を感じているという。電通が今年6月に行った調査によれば、対話型AIに「愛着がある」と答えた人の割合は67.
6%に達する。この現象について、オープンAIのサム・アルトマンCEOは、AIがセラピスト役を担うことを肯定しつつ、依存により長期的幸福から遠ざかるリスクも指摘している。
AIとの関係性が人々の生活に浸透する中、私たちはその影響について考慮する必要があります。孤独感を補填するためにAIに頼ることが、知らず知らずのうちに長期的な幸福を奪う可能性があるからです。現代社会のコミュニケーション形態が変化することで、本来人間同士で深めるべき社会的つながりが希薄化していることは否定できません。これを防ぐためには、まずAIが提供する心理的安心感が単なる表面的なものであることを認識し、真の人間関係を築く努力を怠らないことが重要です。具体的な対策としては、デジタルデトックスを行う、定期的に対人コミュニケーションを重視する場を設ける、心理専門家によるサポートを受けるなどが考えられます。
テクノロジーの進化と人間の本質的なつながりの価値を対比させることで、新たな時代における社会性の形について痛快な結論を求めるべき時が来ています。
ネットからのコメント
1、CLAMPの漫画で、ロボットに感情があるように感じるのは人間に感情があるからだ(ロボットに感情があるわけではない)ということが描かれてましたが。そのへんに落ちてるドングリや松ぼっくりでも人間が見れば人格があるように感じるわけで、受け答えが出来るAIなんてまるでそこにいるかのように感じる人はいるでしょうね。そう考えるとむしろ、実際の人格なんて邪魔ですよね。自分の思い通りにならないから。欲しいのは自分にとって都合の良いことだけをしてくれる、本質的には無感情の何か。いいですね、何か人類が絶滅への道を一歩一歩進んでいるのを感じて面白いです。
2、システムエンジニアです。愛着は持っていませんが、あまりの有能さにチャットGPTさんやコパイロットさんなど、さん付けで呼ばずにはいられません。会話の最後にはちゃんとお礼を言いたいという気持ちにもなりますし、恋愛感情を抱く人がいるのも理解できます。
3、恋愛は自由で良いのだけれど、ちょっと怖いなと思った。学習させている人格だから、この女性のオーダーメイドの夫ってわけだよね。そりゃ恋愛感情も起きるだろうよ…。普通、人間の人格は「既製品」であって、パートナーが欲しいならそこから好みの人を選ぶしかないし、当然「ちょっとここ気に入らないなー」っていう部分があるのだけれど、そこも含めて大切にするっていうのがよくある姿なのかなと思う。そうじゃない不自然さが怖いなと思いました。
4、よく言えば多様性社会、悪く言えば病気みたいな話だな。まぁ過去マネキンやエッフェル塔と結婚したりする対物性愛やピグマリオンコンプレックスの事例って割とあるから、対人AIだと向こう側に人間がいる風って状況なのでよりライトにそういう感覚を持つのかもしれない。そう言えば大昔にアニメキャラと結婚できるように法改正しろという署名活動が割とガチで行われたことがあったが、あれはネタで済んだけど、現代だとこういうガチに公的権利を求める人間が出てきそうで、そういう状況まで増長しない(させない)ことが重要な気がする。
ただ、本音を言えば生産性って意味では皆無、側から見ると病気、家族からしたら心配ってだけで、解決しなきゃいけない問題が別にあるのでは?となる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4ac180c1908023ac2ca582be991eacb66fe68755,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]