【事件概要】
2025年7月31日、静岡県伊東市の田久保真紀市長は、事前に辞任を明言していたにもかかわらず、記者会見で続投を発表。これに市議会や市職員、労働組合が強く反発している。市長の学歴詐称疑惑を背景に、市役所には苦情が殺到し、通常業務が困難な状況。市議会は不信任決議の提出を検討中だが、市長が議会を解散する可能性もあり、慎重な姿勢を取っている。
不信任成立には議員の3分の2出席と4分の3賛成が必要で、議会選には約4500万円、市長選には約3000万円の公費がかかる。市長の周辺では支持者の市議選出馬を促す動きも見られる。
【コメント】
辞任を明言していた市長が一転して続投を表明するという行動は、政治家としての信用の根幹を揺るがす。しかもその間、市役所には学歴詐称疑惑に対する苦情が殺到し、職員は通常業務すらままならない状態に追い込まれている。これは、個人の都合を市政に優先させた結果、市全体が機能不全に陥るという、自治体運営の深刻な欠陥を露呈したと言える。
問題の本質は、政治的な駆け引きが市民の税金と生活を犠牲にしている点にある。不信任決議を出せば議会解散、市長がそれを逆手に取って支持者を送り込む構図が浮かぶ。ここには制度を私物化する意図すら感じられる。
解決には、①議会側の速やかな百条委員会での結論提示と不信任手続き、②市長の辞職を促す住民運動の可視化、③地方自治法の見直しと、議会解散権の濫用抑止策の導入が必要だ。
本来、政治家は「市民のため」に働くはずだ。だが今、見えているのは「自分のため」に権力にしがみつく姿だ。これは民主主義の劣化であり、見過ごせない。
ネットからのコメント
1、今や学歴の問題ではなく市長の誠実性の問題。公約に謳われているメガソーラーは実質終了している問題だし、図書館の話も不誠実さで民意を混乱させ、市政を停滞させている人物のもとで進めるべきでないのでは。ここまで混乱してしまっては、民意の再確認をする必要がある。民意がどこにあるのか、市長が辞任の上出直し選挙を行う、または市議会解散のいずれかのルートで確認するべき。それにかかる費用は不誠実な市長を選んでしまった伊東市民にとっては政治を正す必要経費と考えるべき。
2、こんな人が選挙で選ばれたことは、事実です。選挙で投票することに責任を持たないといけないが、今回のことで、選挙って本当に怖いことだと思い知らされました。
暫く混乱続くでしょうが、伊東市民の方の良識を信じたいと思います。
3、この方は自己顕示欲と承認欲求しかないのです。どうであれ自分を中心に物事が動いていること、注目されていることに悦びで溢れているのでしょう。必ず刑事責任を追わせ当選取消にして報酬も全額返金させ追加選挙の損害賠償、市と市民と市役所職員への損害賠償もさせましょう。自分がいかに愚かだったかを時間をかけてでも償い後悔させる必要があります。ここは法治国家です。
4、図書館建設を阻止するのであれば、係る予算を措置しなければ良いだけの話であり、その予算を議会に提案する権限を持つのは市長自身です。また、メガソーラーについても、既に関連条例が制定されており、より効力の強いものにしたければ、一部改正条例を議会に提案すれば済むことであり、この提案権も町長が持っています。ただし、町長に権限があると言っても、法令の許す範囲になりますが。こういった、当たり前の行政運営に関する理論や理屈、道理が分からない人間が首長になってしまった最たる例であり、「○○反対!」だけを叫ぶ活動家のような部類の人間が市長になってしまった悪しき典型例です。
とにもかくにも、役所の方々の心労は計り知れないものがあり、その方々の日々の支えや力がなければ行政執行は無理ですし、その職員の幹部である部長連中から総意で辞任を求められたのであれば、今後の行政執行などあり得ないことを市長は自覚すべきです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cfb736a97c98cd421181c39382b84532472866eb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]