このケースは、年末年始に老人施設からの一時帰宅を巡る家族の葛藤が描かれています。Kさんは、認知症を患う母親の一時帰宅を希望するが、妻は反対します。夫婦は共働きであり、妻は「貴重な休みがめちゃくちゃになる」と主張する一方、Kさんは「あと何回一緒に過ごせるかわからない」と説得しますが、妻の態度は硬く、最終的には「お義母さんに正月は来ません」と返されます。

施設側の一時帰宅は通常認められるものの、年末年始は感染症の懸念から推奨されない場合も。結果的にKさんは妻の意見に従い、一時帰宅を諦め、母親の年末年始は施設で過ごすことに。

この問題は、家族間での感情の摩擦と共に、高齢者介護における制度の現状を反映しています。まず、施設側の感染症対策が理由で一時帰宅が制限される現状について、感染症の懸念は理解できますが、もっと柔軟な仕組みや代替案の検討が必要です。次に、Kさんの家族のように、介護を損ないたくない気持ちと介護の負担を考慮した充実したサポート体制が求められます。そして、制度的に家族が介護を無理なく続けられる環境を整えること、例えば、共働き家庭への支援が必要です。無論、人間関係の複雑さを一概に制度だけで解決することはできませんが、家族間の負担を軽減し、双方の心に寄り添う制度があれば、もっと円滑にことが進むはずです。

この状況は単なる個人の問題ではなく、国全体でより深く考えるべき課題であり、日本社会が抱える高齢化問題への本質的な介入が迫られています。

ネットからのコメント

1、たまにこの手の話を聞くが、男側馬鹿すぎるよね。全部自分がやるし、なんなら帰ってる間ホテルでのんびりしてて良いって言ったらOK貰えるでしょうに。その発想がない時点でどんな準備が必要で、どんな行動をすべきか理解できてない。自分の母親のために自分で行動できない息子のせいで余命幾ばくの老後を悲しい思いで過ごすことになって可哀想。

2、妻は、自分の実家か、ホテルや温泉施設などに泊まってのんびり過ごしてもらって、夫が自分の母の面倒を看れば良いだけそれこそ、「あと、何回一緒に過ごせるか分からないし、ほんの数日」なのだから自分でやれば良い

3、義母が施設に入ってますがインフルエンザ感染やコロナ感染防止に年末年始の異動や宿泊は無しになってます。身内のとこに一時帰宅して、いつのまにか感染してまた施設に戻って…どうなるかは想像できますけどね。年末年始の外泊が可能なら息子である旦那さんが温泉旅館とか連れて行って親孝行すればよきだけ。

なぜに嫁を巻き込むの？義母や旦那が日頃から奥様に優しく接していたらまた違ったでしょうけどこれが現実なんですよ。

4、せっかく苦労して施設に入れたのに、一時帰宅して里心が付いて施設へ帰らなくなっちゃったら困るよ。奥様が猛反対するのは当然。夫も母親が施設へ帰らなかったら、そのまま自宅で最期まで引き取るつもりなんじゃないだろうか。怖い怖い。