事件概要:2025年の参院選と都議選で、石丸伸二氏の政治団体「再生の道」は議席を獲得できず、全候補が落選しました。都議選では、1128人の応募者から選ばれた42人が35選挙区に立候補し、合計41万票を集めましたが、これは石丸氏が前回都知事選で得た票数の4分の1に過ぎませんでした。参院選では、吉田あや氏が13万票を得たものの、立憲民主党の塩村文夏氏の52万票に遠く及ばず、比例代表では11万票にとどまりました。
石丸氏は選挙後、「党首討論に出たかった」と述べましたが、知名度や支持層の変動が影響したと分析されています。
コメント:石丸伸二氏が掲げた「多選の制限」や「教育優先」などの政策は、理にかなったものです。しかし、現実的にはこれらの「まともな」主張が逆に支持を得るには十分ではなかったようです。選挙戦を振り返ると、「再生の道」の不在感、特に党首不在の影響が明確に表れました。石丸氏の知名度が高くとも、政治団体としての戦略や発信力が欠如していたことは大きな痛手です。今後、政治的影響力を再構築するためには、まずは自らのメッセージをより明確かつ強力に打ち出し、有権者に強い印象を与えることが求められます。また、制度面でも、選挙における候補者の支援体制やメディア露出を強化するための戦略的な改革が必要です。
加えて、党内外からの信頼を得るためには、党内の組織やスタッフの再編成が不可欠でしょう。
ネットからのコメント
1、「4年後に僕が都知事選に出るってなったら、大本命じゃないですか。どのメディアも取材したいじゃないですか。でも、『日テレはそういう態度とってたんで、絶対に取材受けません』と宣言する。ほら、困るでしょ。もう一個あげましょう。TBSの取材、一切受けません」↓「たとえば党首討論。地上波(テレビ)で呼んでいただきたかった。本当にそう思います」壮大なコントを見せられている。。。
2、「まとも」だったから選挙で大敗したわけではなく、「再生の道」という、やや後ろ向きなイメージになる党名には全くワクワクする気持ちが湧かず、候補者の皆さんも、その辺にいる生真面目にやってきたビジネスマン風の方々であり、石丸氏も相変わらずの変人キャラのままで新味がなかった。何かやりそうな、何か変えてくれそうな要素が全く感じられなかったから投票するところまで心を動かされることは最後までなかったかな。
3、私の考えに近い記事です。石丸氏は、「政治家の一掃」を掲げており、既存政党のような「お金に擦り寄る政治」ではなく、一般の能力のある人が政治に参加できる世の中を作ろうとしていると思っています。
私を含めて大人達は、今まで間違った投票をしてきました。聞こえの良い政策、候補者の知名度など、まさに「AKB総選挙」のような、人気投票を行ってきました。選挙の時、聞こえの良い、分かりやすい政策は、実現されていないものも数多くあります。知名度や、パッと見て分かりやすい政策を元に選んできた、その結果が、現在の日本の政治であり、国会で何の発言もしないアイドル議員を生み出してきたのは、私達大人達だと思っています。私は、政治家である事に拘らない、一般社会での、能力のある方が政治に携わっていただきたいと、思っています。
4、なかなか的を射ている分析だと思う。まともさが彼の武器であり弱点でもある。まともなことというのは総じてつまらない。人というのは良くも悪くも刺激のあるものに集まる。政治はまともな人に任せた方が一般人にとってはメリットが大きいのだが、多くの人はなぜか刺激の方を選ぶ。なかなか難儀なものだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5645f8cfa89cf8f85d7f34715aa04468cb021723,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]