兵庫県尼崎市で発生した特殊詐欺事件で、38歳の男性会社員が約2900万円を詐欺グループに騙し取られました。事件は11月3日に始まり、偽の警察官を名乗る者からの電話で「クレジットカードが詐欺に利用された」と騙されました。男性は複数回にわたり現金を振り込み、監視されつつ行動を制限されました。24日には警察署を訪れ、不正に取られたことを告げられ、電話は切られました。
事件の挑発的かつ組織的な手口に警察は憤りを見せ、解決に向けた捜査を進めています。

この事件は、特に批判が必要です。まず、被害者を巧妙に騙し長期間拘束した詐欺の手口は、明らかに我々の社会システムの欠陥を露呈しています。被害者が偽警察からの圧力や脅迫を受け続けたことは、個人の安全と人権に対する重大な侵害です。こうした被害を未然に防ぐためには、第一に電話による詐欺への啓発活動を強化することが必要です。さらに、政府と通信会社が連携し、発信元の信頼性を強化する新たな技術的手段の導入も期待されます。最後に、受け取られた情報を迅速に警察に報告できるシステムの強化が求められます。価値あるのは、人を欺く悪行ではなく、善良な市民と社会を守る意識と行動です。捜査員の熱意を無駄にせず、この種の犯罪が根絶されることを願います。
ネットからのコメント
1、私は中小企業の経営者だが、この手の詐欺は恐ろしいほど多くある。電話関連が週に1回程度、メールに関しては毎日10個以上ある。これらを取り締まるには、もはやおとり捜査しかないと思っている。法を改正してでも取り掛かってほしい。闇バイトに潜入捜査官が応募するだけでも、かなりの人を摘発できるはず。
2、特殊詐欺被害報道は連日のようにあるけれど、このような圧倒的な上から目線の大胆過ぎる犯行は初めてで非常に衝撃です。被害者から奪えるだけ金銭を奪い、逃亡の時間を稼ぐ訳でもなく、犯人自らが被害者を自在に操り警察署に行かせ被害報告をさせるというのは、どこまで被害者をいたぶり警察を舐めているのか。警察官が盗撮や不倫、横領等をやっている場合ではありません。市民を守るために最大限の奮起をしてください。こういう犯罪者を必ず捕まえるような賢いエキスパート刑事を育成してください。
3、もう何十年も前から、日本で罪を犯しても加害者に甘い刑罰だと感じています。警察を挑発するというより、捕まったところで何年か我慢すればまたシャバに出られるし、と犯罪者が思うのは当然だと思います。
いつになったら一般市民の感覚に合わせた刑罰になるのでしょうか…?
4、「その人から、お金をたくさん取りました。面倒を見てやってください」いきなり面倒をみてやってくれと言われても、警察だって困る。貯金に加えて保険を解約するまでして、お金を渡す38歳会社員。ネットでも新聞でも、テレビでもラジオでも、町内会の回覧板でも手口が紹介され、たえず注意喚起されているが、なぜ全く何も見ないのか。どんな会社で、何の仕事をしているのだろう。この人に仕事を任せて、大丈夫だろうか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/01127eaea8b32c1ad2843648710f3ab794202152,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]