都内のメーカーに勤務する田中健太さん(仮名)は、奨学金350万円を完済しましたが、年金制度の「学生納付特例制度」により将来の年金が減額されることを知り、憤慨しています。この制度は、在学中に保険料の支払いを「猶予」するものであり、「免除」とは異なります。田中さんは20歳から22歳までの国民年金保険料を猶予されていましたが、追納しないと年金額に反映されません。
追納は承認を受けた月から10年以内に行う必要がありますが、多くの若者がこの事実を知らずに放置しているケースが多いようです。田中さんは、まだ追納の余地があるものの、自分のお金や制度についてもっと真摯に学ぶ必要性を実感しています。
この事件は、奨学金を完済した田中さんが年金制度の「学生納付特例制度」に潜む落とし穴に怯えている例を示しています。学生納付特例制度は年金の保険料支払いを猶予するもので、きちんと追納しなければ将来の年金額が減額されてしまうのです。これがただ事務的に手続きされ、重要な点が強調されないことに問題があります。まず、政府は制度の説明方法を見直す必要があります。郵送やメールで定期的に通知すること、教育機関と連携して情報提供の場を設けること、さらに相談窓口を拡充し、個々の状況に応じたサポートを行うことが求められます。
また、個人には自己責任で制度を理解し、将来の備えを整える姿勢が重要です。これらの取り組みにより、若者が制度の不備に翻弄されず、明るい未来のために安心して社会を歩むことができる社会の実現が求められます。
ネットからのコメント
1、>この制度は保険料が「免除」されるのではなく、あくまで支払いが「猶予」されるだけ。後から追納(後払い)をしなければ、その期間は年金額にまったく反映されないというのです。「あまりに腹が立って、『ふざけるな!』と声が出ました。普通に考えて、払っていないものがもらえるなんておかしいとは思わないのだろうか。この35歳サラリーマン、きっと仕事が出来ない人なのだろうな...と心配になる。とは言え、少子高齢化が進む日本で、年金や生活保護の支給額は実質減って行く事になるでしょうね。年金に頼る生活設計ではなく、若いうちから自衛の為にお金は増やしておいた方が良いと思うけど。
2、免除と猶予の説明が無かったとは思えないし、説明なくても今時知らない人いないでしょ。そんな事より、『返済の負担感に4割台半』が問題。
要は大卒が多過ぎ又は大卒で無くて良い仕事に多くの人がついていて、学費に見合った投資効果が無く浪費だと言う事。少子化対策は大学無償化や給付型奨学金では無く、それらを廃止、貸与型奨学金も厳格化し、大学進学を今の半分以下にし、早く社会に出る事。そして、高卒の待遇を改善して行く事。
3、どうなのかね。年金なんか今の20代、30代が貰うときには70歳とか75歳とかになっているかもしれないし、金額も減らされているかもしれない。記事では40年で100万損する!とあるけれど、24ヶ月の未納分は約42万円、つまり今の水準がずっと続いたとしても17年以上年金を貰わないと元が取れない。今の水準がずっと続くのかね。
4、ストレートな人生だと年金トラブルは少ないけど、未だに漏れも発生する。年金貰う年齢でもどうせ働かないといけないし、生活保護以下ならいっそ退会したいのだけどNHKと一緒で義務化されてる。選択の自由がほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/dbbdb7787fba3948c648ea6b0f91645aa0666291,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]