中国との緊張を示す高市早苗首相の「台湾有事」発言を契機に、日本の中国依存についての議論が活発化しています。1980年代以降、日本は安価な製品を求めて中国への技術移転を進めました。これにより、日本は中国を輸入相手国1位としていますが、中国製品を排除することは現実的には難しい状況です。元家電メーカー技術者の日野百草氏は、日本の消費者が安価を求めた結果、中国依存が強まったと述べ、国内製造業の衰退に対する反省を促しています。
中国依存からの脱却の必要性が叫ばれる中で、技術を基盤とした強かな対応が求められています。

日本と中国の関係は、ただの貿易問題を超えて、日本人がどのように自己の価値を見直し、国際社会での立ち位置を再考するかが問われています。時計の針が戻せないように、過去数十年にわたり安易な選択をしてきた日本企業と消費者は、己の責任を認識し、現状を見直す必要があります。具体的には、国内の技術者の育成を強化し、日本独自の価値を高める投資を促進することが重要です。さらに、多様な国との貿易関係を模索し、中国以外からの輸入を増やすことも検討すべきです。日本国内の消費者も安易に「安さ」を求めるだけでなく、持続可能な消費を選ぶ姿勢が必要です。今こそ、単なる経済的利益を超えた価値を追求する精神と戦略が求められます。
ネットからのコメント
1、消費者も安い物を追い求めた結果、企業もコスト削減に走り、世論も大企業を敵視し続けた。そんな過去から日本はものづくりを中国に移転し国内の空洞化を招いた。大学も乱立し、誰もが3K職場を敬遠し、いつの間にかサプライチェーンが維持できなくなっている。足元を見直すいい機会ととらえるしかないと思います。
2、国内の雇用創出がこれから重要であって、労働者の収入改善もそこから生まれるのではないでしょうか。過去の失われた30年のやむない結果であることは事実でしょうが、今が歴史的な転換点と思います。これからの未来は、中国以外の、例えば東南アジアが日本にとって重要なパートナーになります。極端な中国依存にリスクがあるのは、今回の状況で明らか。勇気を持って方向転換すべき時期と考えます。
3、安いモノを求めるのは、そもそも給料が上がらないのだから、実用に足るならば、ある意味 当然だと感じました。無理して日本製を買う理由がなかったしね…しかし、現在の中国依存はリスクしかない事は、今回の一連で、かなりの日本人は認識できましたから、オールジャパンに戻す 良い機会になればあ良いですね。
4、結局、失われた30年がそうさせてきた。物価だけ上がり手取りは増えない、国産より少しでも安いアジア製を求めるようになった。そう誘導してきた政治家やメディアに責任があるし、それを信じ過ぎた我々国民にも多いに責任がある。中国依存脱却は至難の技だが、原産国、製造国の確認だとか、多少の金額差の似た商品は国産を選ぶ意識が今こそ必要だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/75e2308ef23d890542c77bd86e0901adee87b779,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]