柔道女子48キロ級の金メダリスト角田夏実が、年内を区切りに引退の意向を固めた。彼女は今月20日に行われる無差別級の女子日本一を決める千葉県選手権にエントリーしていたが、最近の稽古中にぎっくり腰を発症し、大会参加は流動的となった。角田は小学校2年の時に柔道を始め、数々の大会で活躍。パリ五輪では女子最年長31歳で金メダルを獲得し、日本の夏季五輪通算500個目の節目での金メダルが話題となった。

引退の理由については、「柔道で追い込んでいる時が一番楽しいが、その充実感を味わえなくなる寂しさ」を語っている。

角田夏実選手の引退は、柔道界にとって大きな損失です。しかし、彼女のキャリアを振り返ると、その決断には深い理解が必要です。小学校から柔道を始めた彼女は、多くの困難を乗り越え、日本の看板を背負って五輪金メダルを獲得しました。怪我や年齢を考慮すると、自分の体を大切にし、次のステップを踏むことは理にかなっています。私自身も、人生の一部を柔道に捧げてきた者として、彼女の気持ちには共感を覚えます。角田選手が笑顔で言う「柔道が好き」という言葉に、彼女の情熱はずっと変わらないと思います。これからの人生を豊かにし、また新たな道で輝くことを願っています。どんな選択をしても、彼女の業績と情熱は決して消えることはないでしょう。

明るい未来をそっと誓い、次なる旅が素晴らしいものになることを祈っています。

ネットからのコメント

1、「史上最年長」での金メダル、本当にお疲れ様でした。32歳という円熟の時期に世界の頂点を極められたことは、知性・経験・そして揺るぎない情熱の賜物ですね。年齢はハンディキャップではなく、力になることを証明してくださり、大変勇気づけられました。知性とエレガンスを兼ね備えたアスリートの鑑です。第二の人生も心から応援しています。

2、こんなにワクワクさせてくれる柔道家は久しぶり。田村亮子は全盛期の強さ、野村忠宏の3連覇という偉業とはまた違い、メジャーな技ではあるけど競技として必殺技となり得なかった巴投げと関節技のコンボで熱狂させられた。しかも最軽量でありながら自身より重い階級の選手にも巴投げで勝つのだから。真似しようにも真似出来ない至高の域まで巴投げを極めた柔道スタイルは彼女を唯一無二の柔道家に上り詰めた。もう十分、角田選手は柔道史に残るレジェンド。満身創痍な身体をケアし、これからも彼女らしい発信を続けて下さい。

現役生活お疲れ様でした。そして熱狂と感動をありがとうございました。

3、角田夏実選手が現役引退の意向を固めたという報道は、大きな一区切りを迎えたという寂しさと同時に、これまでの功績への敬意を強く感じさせます。遅咲きながら世界選手権3連覇、パリ五輪では日本の500個目の金メダルという歴史的快挙を達成し、しかも女子48キロ級では谷亮子さん以来20年ぶりの王者奪還という偉業を成し遂げました。体脂肪率一桁、圧倒的な腕力、ともえ投げという古典技を武器に戦う姿は唯一無二で、多くの柔道ファンを魅了してきました。ぎっくり腰の影響や自身の思いと向き合いながら下した決断には重みがありますが、努力家として貫いたキャリアは本当に立派だったと思います。長い競技人生、お疲れさまでした。

4、パリ五輪では角田選手が金メダルを取った試合を食い入るように観戦していました。谷亮子さんは35歳まで現役で活躍されたので角田さんもまだまだ選手と活躍されると思っていただけに突然の引退報道にビックリしました。これからは解説者や指導者として頑張って欲しいです。

これまで素晴らしい試合の数々をありがとうございました。