北海道の釧路湿原付近でメガソーラーの建設が進行中である。この湿原はラムサール条約に登録され、希少な動植物が生息する日本最大の湿原だ。高校生ユーチューバーのゆたぼんは、この建設に反対の意を表明し、自然破壊の懸念をSNSで訴えた。彼の投稿には、多くの人々から賛同の声が寄せられた。釧路湿原は特別天然記念物として保護されるべき自然環境であり、アルピニストの野口健氏やモデルの冨永愛も同様に問題提起を行っている。
この建設に対する批判は、自然保護の観点から広がりを見せている。
自然保護区である釧路湿原がメガソーラー開発の対象となっていることは、根本的に誤っている。特にその影響が希少な動植物に及ぶことを考えると、これは単なる自然破壊にとどまらず、社会全体の価値観が試される局面である。問題の背景には、再生可能エネルギーの普及を急ぐあまり、公然と自然と文化を無視した迅速な開発が存在することが明白だ。具体的な解決策として、まずは環境影響評価の遂行と、その結果に基づく開発方針の見直しが不可欠だ。次に、技術的な解決として既存の都市部や廃棄地への発電施設の適用拡大が考えられる。そして、持続可能な開発を促す法整備と地域住民の合意形成も重要だ。自然と文明の共存を信じ、共生への戦いに立ち上がる時期が来たのかもしれない。
自然はただの利用資源ではなく、私たちの価値観と生きる場所であるべきだ。
ネットからのコメント
1、CO2削減を目指すメガソーラーが、天然のCO2吸収源である湿原を破壊するとは、まさに末転倒であり、持続可能な効果を「損なう」行為である。自然界では動物などがCO2を排出し、植物がCO2を吸収する。このバランスがとれているのが本来の地球の大気である。再生可能エネルギーの導入は、自然界が持つCO2吸収能力を「損なう」のではなく「補う」形で進められるべきである。かつては、成熟した森林はCO2の吸収と排出が相殺し、正味の吸収量がゼロになると考えられていた。よって、海洋の植物プランクトンが主要なCO2吸収源であると認識されていた。しかし、2000年代以降の研究で、この見解は修正されている。成熟した森林はCO2吸収速度が緩やかになるものの、わずかながらCO2排出量を上回る吸収を続けるという見解が主流となっている。これは、気候変動対策としての植物の役割を再評価する上で重要な知見である。
2、やれやれです。ただ、ただ、やれやれ地震大国で危険すぎるから、「原発」はだめ地球温暖化を抑制しなければならないから「火力」はだめ自然を破壊してしまで「メガソーラー(太陽光)」はだめ世の中便利なものが発明されて、それは電気を消費するものが沢山。
温暖化も進み、学校すら冷房完備になってきた時代。どうやって電気を作り、できるだけ安価で皆が電気を使えるのか???メリットだけの甘い話なんて無いですよね、私は、廃炉にした所で維持費がかかってしまうなら資源も無い日本では原発しか無いと思っています。少なくとも私は原発のある県に住んでいながらの意見です。
3、生態系を破壊するメガソーラーについて、個別に聞かれればぼくも反対です。同じような理由で原子力、火力、水力、風力の各発電所も大型の新規増設は反対です。でもエネルギーはかなり使いたいです。我ながら我儘な大人になってしまったと思います。ゆたぼんくんもさらに成長して「ではどうするのがよいか」の議論にも参加できるくらいになるとよいですね。たくさん勉強は必要ですよ。
4、この企業が問題だという思考は違うと思います。たいへん下品ではあるものの、ルールの後範囲内で利益を追求しているだけです。問題は道議会だと思います。保護鳥が巣立ったら間違いなく工事は開始されますし、そうなればもう止める術がありません。
それに、これからも同じ事をする企業が次から次へと出て来るでしょう。道条例で禁止しない理由は何なのでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/132fa34b0fed4789a2550abc266ed43d298d946c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]