スタジオジブリの展覧会が中国広東省広州で今月25日に開幕予定だったが、突然の延期が発表された。主催側は理由の詳細を述べていないが、日本経済新聞は、中日間の政治的緊張の中で日本関連イベントの中止が続いている背景があると報道。展覧会は来年10月までの長期開催予定で、多くのファンが期待していた。著名歌手の浜崎あゆみさんや大槻マキさんの公演も同様に中止され、日中間の文化交流の制約が示唆されている。
「限日令」などの動向がその背景にあり、中国での日本コンテンツの縮小が進んでいる。

この度のスタジオジブリ展覧会の延期、日本の音楽公演の中止という事態は、日中間の深刻な政治的対立が文化交流にまで影響を及ぼすことを示しており、ただ事ではない。特に「限日令」という規制の存在が、日本コンテンツに対するアクセス制限に拍車をかけている状況は異常である。背景には、国家間の政治緊張が国民の交流を犠牲にしているという制度の欠陥が浮き彫りになっている。ここで重要なのは、まず両国が対話の場を設けること。また、文化交流の重要性を国民レベルで再認識し、政府に対し緊張緩和を呼びかけることが求められる。そして、文化交流が単なる政治の駆け引きに陥らないような国際的な枠組みを構築することが必要だ。文化は政治を超え、人々を結びつける力を持つ。
だからこそ、政治的理由でその尊い力を制限することは、世界が進むべき方向とは相容れない痛快な誤りと言える。
ネットからのコメント
1、ジブリ立体造形物展、今夏東京で行きましたが賑わっていて予約も取れないぐらいでした。中国行くなら、日本国内回っていただきたい。日本の地方の子供達やジブリファンはいます。大きなトトロや千と千尋の電車喜ばれると思います。高畑勲展にも行きましたが、火垂るの墓のラストシーンは神戸三宮駅のスケッチが元、昔の三宮駅の記憶と重なりました。中国に行くと今ならテーマに規制もあるのでは?それならば日本国内巡回していただきたい。
2、とにかく今は、少なくとも文化的催事やイベントの類は予定しているものも含めてすべて速やかに撤収しましょう。日本のコンテンツに興味を持つ善良な中国の方は個人で来日し楽しんでもらえばよい。これを機に“友好”なる幻想を見直し、冷静に一定の距離を置くことを大切にしていきたい。
3、とにかく1回、全ての日本エンタメの中国での公演は辞めてみたら?あちらの意向で中止にするんだったら、こちらから中止の要求でも良いでしょ。
せっかく準備してたのに、いきなりあちら側から『限日令で』と言われる可能性があるんだし、だったら無駄な準備費用かけるより最初からこちらからの辞退で良いと思う。代わりに国内や台湾とかで盛大に開催すれば良いでしょ。
4、むしろ、こちらから願い下げでいいと思います。ジブリ展も歌手の公演も、本当に見たい・聞きたいなら中国側が頭を下げて頼みに来るべき話。政治都合で止めるような市場に合わせる必要はありませんし、もし呼ばれたら「仕方なくやってやる」くらいでちょうどいい。日本のコンテンツは他にいくらでも需要があるのだから、振り回される関係を続ける必要はありません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2210672365400822f37049670779a09ede49c462,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]