2025年12月8日、X(旧Twitter)に投稿された教師のつぶやきが大きな反響を呼びました。中学受験を控えた小学6年生の男子が家庭科の授業中に塾のテキストを解いており、教師の注意に対して「これで落ちたらお前が200万払えるのかよ!」と叫んでテキストを投げつけたとのことです。200万円は進学塾にかかる費用であり、子どもが家庭内で受けるプレッシャーを象徴しています。
こうした現状は、受験をめぐる家庭のプレッシャーと、それに伴う子どもの精神的負担を浮き彫りにしました。

この事件は、日本の中学受験が抱える深刻な問題を明らかにしています。小学生の口から出た「200万払えるのか」という叫びは、子どもたちが家庭や社会から受ける過度の圧力を示しているのです。制度的な欠陥として、受験が子どもたちにとっての負担となり、無理解な大人に振り回される教育環境があります。まず、親は子どもにとってプレッシャーを与えることが逆効果であると認識する必要があります。次に、学校や教育機関は、子どもらしい遊びや成長を尊重したカリキュラムを提供するべきです。さらに、教育政策の見直しが不可欠であり、教育の質を追求した真に価値ある学校選びを推進する環境を作り上げるべきです。ゆくゆくは、子どもを受験の道具として見るのではなく、その未来の可能性を尊重し、教育を通じて人格形成を目指すべきです。
教育は投資ではなく、未来への希望を育むものです。
ネットからのコメント
1、うちは中学受験して、第一志望の学校に合格したけど、不登校になった。本人的には燃え尽きたらしいが、私も何かとプレッシャーを与えていたのかもしれない。半年ほど休んで復帰したから良かったものの、高校生の今、多くを望まなくなった。成績は中の下だけど、とりあえず楽しそう。元気でいてくれれば十分。子ども3人育てているが、それぞれ習い事なども異なり、教育費はとてもかかってきた。一人が就職したから、少し楽になったが、娘の初任給を聞いて、そんなものかと思った。高くなってきているとはいえ、家を出ている子は大変だと思う。子どもに負担を感じさせる前に、一人一人の所得が増えて、働き方改革が進んで、もっと楽に過ごせるようになりたい。
2、これって氷山の一角だと思う。親御さんは本人の気持ちを本当に大事にしてる?12歳の子に200万円という金額をかけて親が自分にかなりの重課金してくれてるだから「合格」という結果で応えなきゃという金額対価も本人にとってかなりのプレッシャーだと思う。
まだ12歳の子供の心身の中に「受験」がかなりの重みが背負っている日々なんだということに本人や親御さん、周りも気づいてと思います。
3、本人が自主的に受験したいのなら兎も角、強制したものは続かない。中学受験に成功しても、そこで燃え尽きる者もいるし、最終的に希望大学に辿り着ける者は意外と少ない。それより幼少期に様々な素地を鍛える方が重要みたいで、小学校入学後にいきなり勉強を始めても遅いという話もある。幼少期といっても、乳児期から絵本の読み聞かせをしてあげたり、様々な社会体験をさせたり、スイミングやスポーツ体験みたいなものからで良いようだ。今は共働きが多くて、子供に直接手をかけることができないから、塾任せになってしまうのだろう。学齢期までに素地ができていれば、本人にやる気スイッチが入ってからでも十分。こういう子は高校に入ってからの受験勉強で希望大学に行く子も多いし、社会人になってからも成功する場合が多い。
4、地方だとあまり聞きませんね。異常ですが首都圏を代表とした都市部になるほどに中学受験熱は高まりこういう追い詰められる子供は増えているようです。
ノーベル賞受賞者が 地方公立高校出身の方々ばかりなように 楽しくて 進める人がやはり強い。詰め込めば頑張ればというお母様方は勉強の楽しさを知らないしできない方では?スポーツクラブに入っていれば国体に出れるは違うとわかるでしょうに、そこの想像ができない。学校教育は日本人になるために必須です。適性を見極めるふるいの効果もあり、苦手でも工夫してやれる力を身につけるのが求められます デフレ30年が終わり、三次産業1強の時代は世界的に終了しました。自分次第で1-2次産業の給与も右肩上がりになりつつあり その子の性質に合わせて職業を選択する方が大事です。人間、基本は見たいものしか見えてませんから、社会のせいにせず親が視野を広げることが必要。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d5df2179a9bd188fb6829d175f4c4f9b32fef475,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]